バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】課題残った西カレ

 6月23日、2023年度第49回西日本バレーボール大学男子選手権大会がおおきにアリーナ舞洲(大阪府)で行われた。同志社は第2試合、大同大を相手にセットカウント3-1で勝利。続く第3試合、近大相手にセットカウント1-3で敗北を喫した。

抱き合う左から森川(商2)、中村(商3)

 大同大戦は、1セット目を20-25で先取されたがそこから切り替えて2セット目に挑んだ。伊藤大(経3)が、危ない局面で2度のスーパーレシーブを見せる。また、仲佐(経4)の安定感のあるスパイクで点差を広げる(19-16)。その後は相手のミスが増え25-23で第2セットを取り返した。3、4セット目も5点差以上つけて取り、セットカウント3-1で勝利を収めた。

スパイクを打つ仲佐

 続く近大戦。1セット目は序盤、中盤と拮抗(きっこう)した試合展開が続く。しかし終盤以降ブロックフォローのミスが目立ち20-25でセットを落とした。近大は、技術はもちろん、身長の高い選手が多いため同志社がどこまで拾えるかが重要な鍵となった。「高いブロックで止められるのは当たり前なので拾って攻撃に繋げる意識をしていた」(仲佐)。2セット目は、序盤から宮坂(心理4)のスパイクで勢いに乗る(6-2)。また、小池(法2)が躍動。連続得点を挙げ20-18に。コート内の選手に笑顔が見られた。最後は、森川のクイックが相手コートに突き刺さり25-23でセットを取り返した。

スパイクを打つ伊藤湧

 このままとりたい3、4セット目だったが、相手に押される展開が続く。そんな中伊藤湧(心理1)のクイックや小池のストレートを狙ったスパイクが決まりチームに活気を与えた。しかし、広がった点差を縮めることは出来ず15-25、19-25でセットを奪われセットカウント1-3で敗北を喫した。

 今試合の西日本ベスト8という結果で、インカレ出場が決定した。しかし、主将・宮坂の表情は暗い。「コミュニケーション不足。正直満足する結果ではない」と悔しさを滲ませた。コート内外の小さな齟齬(そご)が勝敗を分けた。次の秋季リーグでは、目標の関西優勝へ。近大戦の雪辱を果たすため走り続ける。(渡邉柚果)

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