バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】ベスト16で4回生引退へ

第76回 秩父宮賜杯全日本バレーボール大学選手権大会
 11月30日、エルフォスタアリーナ八王子(東京都)で第76回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学選手権大会第3戦が行われた。同志社は中央大相手にセットカウント0-3で敗北を喫し、4回生引退となった。
 チャレンジャーとして挑んだベスト8を賭けた中央大戦。負ければ引退となる主将かつエースの宮坂(心理4)「120%の力をぶつけるだけ」と意気込む。選手だけでなく、これまで選手を支えてきたマネージャーや傾向を分析するアナリスト、などチーム全員が一丸となってこの戦いへ臨んだ。
 迎えた第1セット。北川(理工4)は「最後になる可能性が高い試合だったので、砕け散るぐらいの精神で行く」と、関西ではあまり経験しない強いサーブにも柔軟に対応。先制点を奪い、なんとか中央大にくらいつく。しかし、森川(商2)のクイック攻撃で4-4と並んだ以降、中央大のアタックの打点を見切ったブロックに苦渋を示し難航した。1度ついた点差が埋まることはなく、13-25で第1セットを終えた。
 続く第2セットも終始中央大がリードしていたが、中井(心理3)のサービスエースで同志社に勢いをつけ1,2点差でキープ(4-5)。逆転勝利を視野に入れた状態で試合を展開する。「繋いでもらったので、しっかり決め切れるよう思いっきり打つのみ」と仲佐(経4)が角度をつけたスパイクで20点目を奪ったが、中央大はすでに23点目(20-23)。エースの宮坂も力強いスパイクを撃ち放つも、それ以上に強いスパイクを打つ中央大にブロックアウトでセットポイントを許し第2セットも敗北を喫した。

スパイクを打ち込む仲佐


 全てがかかった第3セット目。伊藤湧(心理1)と森川の速攻で2連続得点し、チームに流れを持ち込む(2-1)。格上相手に健闘し、全員でボールを繋ぎ、11-12で試合を折り返した。「どうやったらこのチームに勝てるのか」(宮坂)。試合もラストスパートに入ったところで中央大がギアを上げた。屈辱のブレイクポイントを2度も許しみるみるうちに点差は8点に広がった(13-21)。意地の攻撃を見せる同志社であったが、最後も中央大のスパイクによって乱され失点。17-25と第3セットも落としセットカウント0-3で試合を終えた。

サーブを打つ宮坂


 格上相手に大健闘し、ベスト16で4回生引退を迎えた同志社。主将の宮坂は「このスポーツを長く続けてきてよかった。4回生が抜けて僕たちが築いた色に染まるのではなくて、自分たちの色でチームを作って欲しい」と言葉を残す。また、「(勉強など)しんどいことがたくさんあった中で、モチベーションとして、毎日楽しみにできたのが部活動だった。これから就活などきついなと思うようなことがたくさんあると思うけど、そんな時に部活に行きたいと思えるチームを作ってほしい」と今試合で引退の甲斐(商4)はバレーボール部での日々を振り返る。4回生が引退し、新たにチームを作り上げていく。どんな色のチームとなっているのか、来春のリーグ戦に期待が膨らむ。(文責、撮影:平沼栞)

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