4月29日、2022年度関西バレーボール連盟1部春季リーグ戦第5、6戦が行われた。初戦、同志社は天理大にセットカウント1-3で敗北。続く大産大にはセットカウント0-3でストレート負けを喫した。
初戦、第1セットでは甲斐(商3)が活躍。バックトスで相手の隙をつき、連続得点につなげた(7-5)。追いかけられる展開になるも、相手の追随を許さず、最後はブロックでポイントを奪い、25-22で第1セットを獲得した。
続く第2セットはお互い一歩も譲らぬ展開に。伴(商4)が高いブロックで相手に圧をかける(8-7)。緩急つけたアタックで連続得点を奪うと、たまらず相手がタイムアウト(13-10)。しかし、敵の力強いアタックに押され、23-25で惜しくも第2セットを奪われた。
第3セットは天理大が実力を見せつける。天理大の力を前に、17-25で第3セットを落とした。
第4セットでは、宮坂(心理3)がエースとしての意地を見せつけた。序盤から攻めたアタックで連続得点(6-2)。しかし、敵チームのアタッカーも高校で活躍した実力者揃い。相手に一歩及ばず、22-25で第4セットを落とし、セットカウント1-3で天理大を相手に敗北を喫した。
2戦目の相手は高さが武器の大産大。第1セットは初戦に引き続き、宮坂がアタックで魅せた。バックアタックや強烈なストレートで相手を圧倒。一時は6点差までつけられていたのも関わらず、怒涛の追い上げで同点に追いついた(16-16)。しかし、相手がタイムアウトを取った後は流れを取り戻すことができず、21-25で第1セットを落とした。
続く第2セットは相手のラインギリギリを攻めた力強いサーブに手も足もでず、連続失点(13-16)。同志社のサーブミスも相まって、第2セットを17-25で奪われた。
後がない同志社。緊張の第3セットはエース宮坂に続き、中井(心理2)がアタックで活躍。ブロック2枚をものともせず、持ち前のパワーをいかしたアタックで試合の流れを作り出した(8-4)。その後は一進一退の攻防が続き、デュースにもつれ込む。苦しい接戦を制したのは、相手の鋭いアタック。28-30で第3セットを落とし、セットカウント0-3で大産大を相手に敗北を喫した。
前回の反省をいかし声を出し合ったが、あと一歩及ばず、勝利をおさめることができなかった。次回以降の試合に向けて、主将宮野(心理4)は「自分達のミスが多かったので、自分達のミスさえ減らせればもっと戦えると思う。そこをもっと頑張りたいです」と述べた。連敗記録をストップするためにも、次戦こそ同志社の意地を見せつけろ。
(文貴・小山莉奈、撮影・田組菜月)