バレーボール部(男子)
HEADLINE

【バレーボール部男子】リベンジかなわず開幕戦を黒星で終える

RIGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟春季リーグ戦 男子1部

 4月12日、京都産業大学総合体育館(京都府)でRIGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟 春季リーグ戦男子1部の第1戦が行われた。同志社は立命大相手にセットカウント1-3で敗北を喫した。

 「チームでいい雰囲気を作ることを目標にしていた」(森川・商4)。前年度は春季リーグ戦7位、秋季リーグ戦6位という悔いの残る結果で幕を閉じた。そこから数カ月、チームの雰囲気づくりを第一に鍛錬を重ねた森川組。関西優勝を目標に燃えたぎる闘志を胸に抱き、今試合に挑んだ。

相手の攻撃をブロックする

 迎えた第1セット。滑り出しから森川のスパイクや粘りのレシーブで流れをつかんだと思われた(1-1)。しかし、相手のブロックに阻まれ序盤にリードを許す(1-4)。劣勢な状況にも関わらずコート内では選手同士の声掛けが多く行われ、良い雰囲気で試合が展開。「先輩のお陰で自分らしくプレーできた」(池田・商1)。ルーキー池田パワフルなスパイクや巧みなフェイントで追い上げを図った。ここで相手の背中を捕えたかった同志社だったが、イージーミスが続き失点を重ねる(4-8)。その後小池(法4)の勢いのあるスパイクやや金谷(心理4)のツーアタックで反攻に出るも18-25で第1セットを奪われた。

今試合大活躍を見せた池田

 流れを変えたい第2セット、先に走り出したのは同志社。﨑山(商2)と中田(心理2)の2年生コンビの連係プレーが光り、序盤から試合の主導権を握る(9-5)。立命大のタイムアウト後も勢いを落とすことなく試合を展開。「自分たちのバレーが出来ていた」(森川)。チームの理想的なバレーでその後もリードを広げる(15-10)。そしてまたもや池田のプレーが光った第2セット。上級生に引けを取らないジャンプ力を活かし高さのあるプレーで相手を翻弄(ほんろう)。チームのキーマンとして圧巻の存在感で今試合の主役に躍り出た。一時は同点に追いつかれるも、全員バレーで意地を見せた同志社。ラストは池田の高い打点からのスパイクがコートに突き刺さり、25-23で第2セットを奪い返した。

ガッツポーズをする伊藤(心理3)

 続く第3セットは﨑山のサービスエースがさく裂(5-4)。お互い一歩も譲らぬシーソーゲームが展開。「後ろが楽になるようにブロックを止めた」(伊藤)。昨年の春季リーグ戦でブロック賞を獲得した伊藤が高いブロックで相手のスパイクを封じ込め、得点を量産した(15-14)。18-16の場面では同志社が長いラリーを制すとベンチやコート内だけでなく、観客をも巻き込む盛り上がりを見せる。このまま同志社のペースで試合が行われると思われたが、終盤に立命大の猛攻を受け第3セットを奪い返された(24-26)。第4セットも中盤から小池を起用し、逆転を図るも最後の一打が決め切れず23-25で連取されセットカウント1-3で敗北を喫した。

得点を決め笑顔を見せる小池

 「しっかり切り替えて明日絶対勝つように雰囲気を上げていきたい」(森川)。チームの目標である関西優勝を成し遂げるためには絶対に負けられない戦いが続く。惜しくも敗戦をしたものの、森川組の可能性が大いに見えた一戦となった。魂を乗せた一打が勝利への道を切り開く。次戦の大産大戦では今回の課題点を見つめ直し、一球入魂で歓喜の瞬間をつかみ取る。(文責・三宅希和、撮影・堀早槻)

ページ上部へ