新体制で日々練習に励むカヌー部。主将に就任した白井と先輩からの信頼を集める渡辺に今後の目標を伺った。

――他己紹介

白井：愛生は福島県出身で、ずっとカヌーやってて。カヌーで同志社に入ってくれた感じで。1回生の時からリレーメンバーとかフォアーメンバーとかに選ばれてて、競技面ではとにかく引っ張ってくれてて。それだけじゃなくて、本当によく周りが見えてて、何かあるとすぐにサポートしてくれるので助かってます(笑)競技面とチームみんなで頑張るっていう両方の面で引っ張ってくれてるかなって思います。

渡辺：凛香さんは愛知県出身で、大学1年の2月くらいからカヌーを始めて。コロナ期間で約1年間カヌー部としては活動がなかったんですけど、1年間他の先輩よりも短い中で、今主将としてカヌーを初めて2年3年、絶対分からない部分もあるけど、諦めずに自分なりに意見を持って引っ張ってくれる存在です。

――渡辺さんを選んだ理由

白井：主将と同時に女子カヤックの部門リーダーというのをやっていて、その中でさっき愛生が言ってたように私以外の3回生2人も大学始めで、やっぱりその競技面で引っ張りきれないというところがあるんですけど、愛生はその点ですごいチームに貢献してくれてるというのがあるので愛生を選びました。

渡辺：素直にめちゃくちゃ嬉しい(笑)自分としてはそんな選ばれる人材じゃないなって思ってるんですけど、他の人から見てそう思われてるというのは自分の自信に繋がると思います。

――渡辺さんから見た白井さんの主将像

渡辺：私のイメージでは男の人が主将をやるイメージだったんですけど、女性でも全体をすごいピシッとひきしめてくれているのでかっこいいなって思います！

――同志社カヌーの魅力

白井：もちろん愛生みたいに高校から続けてて、入ってきてくれる子もいるんですけど、全体のほとんどが大学始めというスタートで…なんて言うんでしょう。めちゃめちゃ競技面で実力がある子と、初心者レベルの子が一緒に同じ空間で練習してるって言うのが同志社のカヌー部ならではなのかなと思います。レベルが高い人達で固まるのではなくて、みんなで一緒にお互い教えながらやっていけるところもいいところなのかなと思います。

渡辺：ちょっと似てるんですけど、私が経験者として見ても大学から始めた子も高校からやってた子も全員が勝つために自分で行動してトレーニングしてて、伸びしろがすごいチームだなって思います。

――チームの目標

白井：4月からまた新しく推薦で入ってきてくれる子が増えてくるので、また今の雰囲気とは大きく変わると思うんですけど、目標としては一人一人がシーズンの1番メインの大会のインカレで、それぞれが納得する結果を出せるようにしていきたいなと考えています。

渡辺：私にはとっても難しいです(笑)

――チームにとってどんな存在になりたいか

白井：主将として…私自身は完璧な人間ではないなというふうに思っているので、リーダーとして上に立ってみんなを引っ張っていくんですけど、それと同時に部員の力を借りながら全員でチームを一緒に作れる存在であったらいいなと思います。

渡辺：(笑)カヌー部の存在…?

白井：カヌー部でどんな存在になりたいか?

渡辺：どんな存在…競技面でも日常生活でもとりあえず愛生に頼めばなんとかなるっていうなんとかなる人になりたいです。(笑)

――個人の目標

白井：大きい目標になっちゃうんですけど最後のインカレでどんな種目でもいいので、決勝の舞台にあがってみたいなと思っています。

渡辺：大学1年と2年では団体としての成績しか出せてなくて、今年は団体だけじゃなくてシングルで優勝を目指して頑張りたいなって思います。

◎共通質問

――主将が今季大切にしたい言葉、その言葉に込めた意味。

選んだ言葉は「一つ」

白井「いろんな人がいるんですよ。競技面や個性などいろんな人がいるのが、この部活の良いところだなと思っていて。一人一人の個性を爆発させながら、チームとして一つになって最後のインカレに持って行けたらいいかなと思います。」

渡辺「私だったら思いつかないようなかっこいいセリフだなと思います。」

――最後に一言

白井「この言葉の通りインカレまで頑張っていきたいと思います。」

渡辺「来年度からまた女子部員が増えていくので、女子だけではなく私も積極的にチーム全体を引っ張って行けたらいいなと思います。」（聞き手：湊結子・撮影：白川愛梨）

<プロフィール＞

◆白井凛香（しらいりんか）

愛知淑徳高校出身。

今年度主将を務める。

法学部政治学科４年。

◆渡辺愛生（わたなべあい）

福島県足立高校出身。

スポーツ健康科学部３年。