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~主将セレクション2023~ 【山岳部】「勇気」をもって山へ挑む

(左から)色紙を持つ板東・兼松

――対談相手に板東さんを選ばれた理由は何ですか?

兼松:同期なんですけど、高校時代から一緒の部活で知り合って、そこからもう大学3回生になるんですけど、それまでずっと一緒に活動して一緒にご飯食べたり寝たりして仲が良かったので、選びました。

――選ばれた感想をお願いします。

板東:正直びっくりと言うか、予期してなかったことなので、、まぁだけど選ばれたことに対しては嬉しかったです。

――山岳部に入部した理由は何ですか?

兼松:山岳部に入部した1番のきっかけは高校の時にテニス部で高3になってコロナで活動も出来なくなって休みとかも空いたんですけど、その時にちょっとふと山に行こう、登山しようって誘って行ったのがきっかけです。それから大変だけど頂上に達した時の景色の良さとか達成感とかがあって、だんだん何個か山登りを続けていって、大学入ったらテニスじゃなくてもっとこう山を突き詰めてみたいと思って、、でもそうなったら自分たちだけでいくのは無理があるから山岳部ってところに入って技術を学んでいければいいなと思って入りました。

板東:私は大学に入る時点で、何かしら運動をするきっかけがほしくて体育会系の部活動を探して、活動頻度が高い、かつゴリゴリの上下関係が厳しいわけではなさそうで自分が馴染みやすそうな山岳部を選びました。加えて山岳部はより主体性を求められて、山岳っていうのは命を預ける活動でもあるので自分が信頼出来る組織に所属したいと思っていたので適していました。

――プライベートでの関わりを詳しく教えてください。

兼松:プライベートでもよく食事に行ったりだとか、この前も一応山岳部内ではあるけれど、あんまり山の話はせずに、、やっぱりその住んでるところとかキャンパスも違うのでなかなか平日は会わないんですけど、休日は部活で会うこともあるし部活終わったあとに食事行ったりとか飲みに行ったりします。

板東:彼が全部言ったんですけど笑1週間の中で彼と会う機会というのは京田辺キャンパスで部活動をしているときだけなので、2人で会うとなると限られるんですけど、1年前とかは相談にのったり相談されたりという感じで2人きりでご飯に行ったりとかがありました。

――2022年度で印象に残ったことを教えてください。

兼松:4.5月あたりに2回生ながら主将になったんですけど、それが僕の中でビッグイベントというか印象に残った事なのかなって思います。3回生の方が色々都合があって辞めちゃったのがきっかけで、その時3回生が実質1人っていう状況で彼が辞めたことによって2回生と1回生だけになってその中で急に新体制になってまた自分たちは1年しか経験したことがないっていう状態で1回生をどうしようかって同期とか監督とも話し合って、なんとか無事に活動を再会できて今に至っているのでそれがハイライトです。1年後くらいにやるのかなと思ったことが前倒しになってバタバタしたので印象に残りました。

板東:去年私が新しく開拓した分野の単独行動があって、単独行動っていうのは山に1人で挑むってことで、基本的には複数でいくのが普通なんですけど、1人で山に乗り込んで1人で帰ってくるっていうのが単独行動で、それを始めたのが印象的なイベントでした。なんで始めたかっていうと、私結構事故をしやすくて、リスクをあまり顧みない悪い側面があって、自分がどうやってその怪我だったりとか山におけるリスクを軽減することができるかっていうとやっぱり1人で山に行くことが1番そのリスクを自ら感知してそれを軽減するためには何をすればいいのかっていうプロセスを1人でしないといけないので、それをすることによってさらに部活動の質をあげていくことができると考えました。それが実際に合宿とかで成功してすごくいい形で終わらすことができたので印象的なことでした。

――今年はどのような一年にしたいですか?目標を教えてください。

兼松:今年もやっぱり新しく入ってくる新入生がもっと山を楽しむと同時に自分がどういった山に行きたいのか、どういった活動をしたいのか。彼の場合だったら、単独行動をしたいなっていう風に入部する前とは違う視点でみることができたと思うんですけど、そういうことを主体性をもって1回生や新2回生にも自分なりの目標を見つけられるような活動になればいいと思います。

板東:私は山に登ることもそうですし、あるいはクライミングをすることでも自分の目標はあるんですけど、それと両立させて新入生のフォローや指導もしたいし、今年度は就活も本格的に始まったのでこの3つをいかにして両立するか。恐らくどこか妥協しないといけない点もあると思いますが、優先順位を明確にして自分が納得いく形で来年の3月を迎えることが出来たらいいなと思います。

色紙に書き込む板東

――今期主将が大切にしたいことを教えてください。

兼松:「勇気」にしました。「勇気」を選んだのは、やっぱり山って怖くて、、最初の頃は先輩の後をついていくだけで頂上に着くだろうと思うんですけど、だんだん先輩になってきて下に後輩がついてくるとなるとリスクがあったりとか責任が伴ってくる活動だと思うので、そうなると山に行くのが怖くなります。自分1人で行くならいいかもしれないけど、後輩を連れていくのは事故とか怪我、自分が責任者になるだとかそういうことも含めてだんだんモチベっていうのも下がるのかなと思ったので、そういう時でも自分はここをやり遂げるんだっていう「勇気」が必要なのかなって思いました。今年度3回生になってさらに新しい後輩も入ってくるので、何人来るかは分からないんですけど、そういう人たちも安全に家に返さないといけないので、そういう面で僕には「勇気」が必要なのかなと思ってこの言葉を選びました。

(聞き手・撮影:俣野百香)

◆兼松悠真(かねまつ・ゆうま)

2003年2月13日生まれ。

京都府・同志社国際高校出身。

生命医科学部3年。

◆板東陸生(ばんどう・りくお)

2003年3月22日生まれ。

京都府・同志社国際高校出身。

法学部3年。

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