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~ルーキー特集2023~ 【居合道部】今できる最大限の力を発揮する

 西日本優勝、全日本優勝、全員入賞という3つの目標を掲げる居合道部。互いを高め合いながら稽古と向き合う日々を送っている。今回は個性豊かな1年生の中から、木村に話を伺った。

写真撮影に応じる木村

 「部活動は大人になってからできるものではない」。今まで部活動の経験がなかったため、大学入学後は体育会系の部活動に入部したいと考えていた木村。新入生歓迎会で居合道部を知り、入部を決意した。好きなアニメの影響で刀を振る動作に魅力を感じたこともきっかけの1つだ。

 クラシックバレエやジャズダンスなど、幼いころから様々な習い事に取り組み、それぞれに全力を注いできた。中でも居合道に生かされているというのが、クラシックバレエで培った経験だ。「居合は姿勢が良くないといけないが、自分は姿勢を褒められることがあり、舞台に立つことに慣れているのであまり大会で緊張しない」。多彩な習い事を通して身に着けた能力は、今では彼女の強みとなっている。

 居合道の魅力は「やればやるほど強くなれるところ」。練習時間外でも居合のことを考え、常に向上心を持って部活動に取り組む姿勢がうかがえた。

 憧れの存在として名前を挙げたのは白井(社3)。「(部活動も勉強も)全て効率的にやって無駄を出さないし、下級生を引っ張る力がすごい」。文武両道を体現し、副将を務める白井の姿に憧れを抱いている。

 「1年生のうちにできる役割をしっかり果たしていきたい」。声を出して道場を活気づけることや、上手くなることで上級生を焦らせること。1年生ながら自身が果たすべき役割を見出し、たゆまぬ努力を続ける木村。彼女が居合道部をけん引する存在へ、さらなる成長を遂げた姿が見たい。(小野理紗)

 

★共通質問「自身にキャッチコピーを付けてください」

木村:「一心精進」

◆木村朱里(きむら・あかり)

2005年3月1日生まれ。福岡県・西南学院高校出身。社会学部1年。150㌢。

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