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~ルーキー特集2023~ 【レスリング部】全国の頂へ

今年、レスリング部に入部した期待のルーキーが取材に答えてくれた。

試合中の安渡

安渡はJOC(U17)で3位、中国地方チャンピオンと確かな実績を携え、同志社レスリング部へとやってきた。
小学3年生のとき、友達に誘われレスリングを始める。魅力の1つは文武兼備なことだ。多くの選手が推薦で同志社に入る中、一般入試で理工学部に入学。「高校時代から理系で、レスリング、勉強、どっちも頑張りたい」(安渡)。山口県の実家から同県の高校まで片道1時間半の新幹線通学。その傍ら、毎日の練習でひたすら自分を追い込み、練習に励んだ。
高校時代1番印象に残っているのは全国3位に輝いたJOC(U17)。中国地方チャンピオンの試合については「もっと接戦になると思ってたけど、思ったより軽々勝てたので自信に繋がった」と振り返る。
同志社レスリング部の魅力は選手同士の仲がいいこと。人数が少ないこともあり、先輩後輩関係なく、仲がいい印象だ。安渡にとって2年生の内田(商2)は高校時代からの先輩。「めっちゃ緊張してたけど、内田さんがいたから4月の練習の初日から馴染めるようになりました」。
4月に行われたJOC(U20)は右腕の怪我により欠場。優勝を目指していただけに悔しい結果となった。怪我明けの西日本春季リーグ戦では全勝でチームに貢献。大学レスリング個人戦の初陣となった西日本新人戦では、長い手足を巧みに使いポイントを重ねていく。準決勝、決勝ともに無失点に抑え優勝した。そんな安渡の勝負飯はカレーライス。新人戦の当日もカレーライスを食べ試合に挑んだ。レスリングは試合当日に計量が行われる。「カレーを食べ過ぎて、計量オーバーしそうだったので、朝会場の周りを走りました」。
次なる戦いは8月に行われる全日本学生選手権。「西で1番になったから東でも活躍できるように頑張りたい」。全国の舞台でも目指すは表彰台の頂点だ。新星のさらなる活躍に期待が高まる。(番匠麻衣)

〇プロフィール
安渡翔(あんど・しょう)
2005年3月4日生まれ。山口県立豊浦高校出身。フリースタイル57㌔級。172㌢・60㌔。理工学部1年。

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