~ルーキー特集2023~ 【自転車競技部】全国の頂へ突き進め
8月某日、自転車競技部の期待のルーキー石田明梨にお話を伺った。全国選抜大会で4位、インターハイではロードで5位と、輝かしい成績を残した高校時代。そしてこの春、勉強も自転車もどちらにも打ち込める環境として同志社大学を選んだ。入学後、学連初のレースとなったのは、JICFカップ女子オープントラック&ロードレース大会。彼女は抜群の粘り強さを見せロードで優勝を飾った。「大学では1人で練習しているので、自分次第で強度が変わってしまう」(石田)と、大学での部活動の難しさを感じていた石田。その中でも自分を律し、自転車に向き合い続けた結果だ。
そんな彼女が、尊敬する先輩は4回生の天野壮悠。「ストイックで結果も残す、有言実行って感じの人だからです」と、エースの自転車競技への真摯(しんし)な姿勢を絶賛。先輩の姿勢を見て、彼女自身も刺激を受けているようだ。石田は入学後初のインカレ出場を8月末に控えている。目標は、トラックとロードでどちらも表彰台に乗ること。初のインカレで好成績を収めることだ。さらに、4年後の目標は全国優勝。未だ全国優勝は達成したことがない。自身を「負けず嫌い」と形容する石田。高校時代は輝かしい戦績の裏に、頂に立てなかった悔しさもあった。今度こそ全国で頂へ。彼女は今日も自転車と向き合い続ける。
(文責・撮影・大嶽悠雅)
★共通質問「自身にキャッチコピーをつけてください」
「負けず嫌い」です。
◆石田明梨(いしだ・あかり)
京都府立北桑田高校出身。商学部商学科1年。