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~ルーキー特集2023~ 【日本拳法部】新戦力でチームを鼓舞する

夏シーズンを終え、秋から大舞台となる全国大会を控える日本拳法部。新入部員の中から4名の選手が取材に応じてくれた。

女子選手は廣井木彩。1年生の数少ない経験者だ。この競技を始めたのは中学の時。中高一貫校で、高校3年の先輩が板割りする姿を見て、拳法部に入部した。最初は幼い頃から道場で練習を積んだ、道場上がりの子たちとの実力差に悩むも、練習を続けるうちに強くなりたいと思うようになった。「道場上がりの子とか強かったけど、それで自分がまだ弱かったからこそ、もっと大学でやりたいなって思いました」(廣井)。自身の強みは競技を楽しめるところ。中学時に経験した苦しさを乗り越えたからこそ、今では競技の奥深さに楽しさを感じている。今後の目標は4位に終わった西日本個人でさらに上位に入ることと、女子団体戦で1つでも勝ち進むこと。「以前の女子はとても強かったから、その時代を私が取り戻せるような選手になりたいです」(廣井)。

梨本(左)と廣井(右)

男子選手は尾形勇斗と足立瑛治。2名とも高校から心機一転し、大学から日本拳法を始めた。中学高校でチームスポーツをしていた尾形は個人競技をしてみたいと思っていたところ日本拳法部を知って入部。「強みは相手に屈することなく前に行くぞという強い気持ちです」(尾形)。大学の4年間目標は日本一になること。
 足立は高校でラグビー部に所属していたが、入学後は友達に誘われて見学に来たところ、興味を持ち日本拳法部に入部した。フレンドリーな部の雰囲気も、日本語を勉強中の足立が部に入るきっかけとなった。強みはラグビーをしていたのもあり、逆境でと相手に屈しないメンタリティ。「まだまだなので鍛えてレベルアップをしたい」(足立)。実力を向上すべく練習に励む。

尾形(左)と足立(右)

人目はマネージャーの梨本有紗。高校まで体育会の部活に入ったことはなかったが、入学後スポーツをする人を支えたいと思っていたところ、日本拳法部に出あい入部した。現在は日本拳法のルールを学びながら、選手を支えている。「先輩がわかりやすく教えてくださるし、ご飯に連れて行ってもらったりとか、プライベートでの交流もあって、すごい和気あいあいとしていいと思います」(梨本)。大学4年間の目標は選手にとって頼りになる存在になること。「何年後には後輩とかも入って自分が教える立場になるので、そういう時にと、1人でちゃんと動けるマネージャーになりたいと思います」(梨本)。

ルーキーたち

実力向上をはかるべく練習を積み、新戦力でチーム鼓舞する。(中田悠里)

★共通質問「自身にキャッチコピーをつけてください」

尾形:「ジャイアントキリング(giant-killing)です。道場上がりの経験者じゃなく、大学初めでも倒せるぞっていうのを見せたいです」。
足立:「僕もジャイアントキリング(giant-killing)です。現時点ではそんなにスキルがないので、レベルアップして強敵を倒せるようになりたいです」。
廣井:「小型爆弾です。中学の文化祭の時に演舞をして、顧問に小柄だけどそこから出る技がいいなって言われてそうキャッチコピーを付けてもらったことがきっかけです。この部活でもそのような存在になりたいです」。
梨本:「頼りになる存在です。マネージャーとしてみんなに頼られる存在になりたいです」。

◆廣井木彩(ひろい・きさ)
2004年7月20日生まれ。奈良県・青翔中学高等学校。商学部1年。

◆尾形勇斗(おがた・ゆうと)
2004年3月1日生まれ。大阪府・池田高等学校出身。スポーツ健康科学部1年。

◆足立瑛治(あだち・えいじ)
2004年6月2日生まれ。京都府・同志社国際高校出身。ILA学部1年。

◆梨本有紗(なしもと・ありさ)
2004年6月17日生まれ。マネージャー。社会学部1年。

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