4月末から始まる関西学生バスケットボール選手権大会に向けて練習に励むなか、練習の合間を縫って取材に応じてくれた。今回は主将の藤田と3回生の松井、2回生の磯部に話を伺った。

ーー対談相手に松井さんと磯部くんを選んだ理由は？
藤田：磯部は1年生の中で1番元気というか明るくてちょっとなんかチャラいんで対談とかになるとイキるかなって思ったっていうのと、松井くんについては内部生ですごく練習を頑張る子なんですけど、それをなんか全面に伝えたいなっていうのがあってアトムを通じてみんなに知って欲しいなっていうので選びました。
ーー藤田さんから見て松井さんと磯部くんと出会った時からの印象の変化は？
藤田：磯部くんは第一印象はめちゃくちゃチャラいなって思っててすごいパーマな髪型で練習来てたのでそう思ったんですけど、入ってみて実際一緒にバスケしてみるとすごい真面目さがあるというか真面目だったり熱かったり努力する部分がすごい見えてくるんでそういう意味でチャラいっていうイメージから真面目で熱い男ってイメージに変わりました。良真については入ってきた時はすごい自信なさげな雰囲気があって僕なんか入って申し訳ないみたいな気持ちがすごいある控えめな子だったんですけど、実際今のイメージとしてはすごい良真も昴斗と近い部分があって熱くてすごいチームをよくするために考えてるって部分で責任感持って行動できる子なんかなっていうふうに感じてます。
ーー松井さんと磯部くんからみて藤田さんと出会った時からの印象の変化は？
松井：先輩ということもあってすごくビビってたんですけど、髪型とかも結構ビシッと決めるタイプの方なんで、結構怖いなって思ってたんですけど、仲良くさせてもらうにつれて優しい部分に気づいてとくに今は部活動のキャプテンとしてどうすればチームをいいものにできるか、バスケットの部分でもそれ以外の部分でもどうすればいいチームになるんかっていうのを常に考えてくださってるってすごい感じていてすごくチームにとって大事な存在だと思います。
磯部：最初は良真さんと一緒でめちゃめちゃ関西弁やったし最初は怖かったんですけど僕が初めて練習行った時とかにものすごい話しかけてくださったんで先輩なんですけど喋りやすい雰囲気を作ってくれるような存在で非常に親しみやすい先輩として捉えています。あとは今キャプテンっていう立場なんですけど、みんながついていきたくなるようなキャプテンだと僕は思ってるんで最初は怖かったんですけどやっぱりやる時はやる男みたいな感じでそういうふうに思ってます。
ーー藤田さんから見て2人はチームにとってどのような存在か、期待していることなどは？
藤田：良真からいくと松井くんはすごいまぁずっといってるように努力家っていうのがすごい伝わる選手なので、実際最近も監督から急に良真最近めっちゃよくないかっていわれたりするぐらいの伸び率がすごい。なんで良真に1番期待してることとしてはやっぱり良真は自分の熱を周囲に伝えることができる素質を持ってるのかなって思うんで自分の努力が周りに伝わるように表現できるようになればもっといいんじゃないかなって思う。昴斗についてはほんまにチャラいんでなんかムードメーカーにもなるし周りもよく見れる子なんでやっぱりそこを活かして、昴斗はおもしろい人なんですよ(笑)なんか難しいんですけど活かすのって(笑)ムードメーカーにもなれるしリーダーにもなれる素質があると思うんでそこを上手く活かして周囲を巻き込みながら、なんかポジティブな影響を与えそうっていうのを期待してる。
ーー新チームの雰囲気はどんな感じですか？
磯部：去年と比べたら去年よりさらにみんなの熱量が上がったり楽しくみんなで力を合わせて練習とか目標に対して取り組めてるんじゃないかなっていうふうに感じてます。目標も去年よりは具体的になったりしたんでみんなの意思疎通とかも測れてきてるんじゃないかなって思います。
松井：ひとりひとりの意識が先輩とか自分以外の人に任せるんじゃなくて、みんなそれぞれがチームのためにっていう思いを持って練習に取り組んだりとかチーム作りに取り組めてると思うので、みんながひとつの方向を向いて部活動に取り組めてる気がします。
藤田：良真と昴斗が感じてるみたいにみんなの意識が少しずつよくなってるのが多分選手自身でも感じてる部分なのかなっていうのがあって、全体として雰囲気がちょっとずつやろうっていう気持ちが高まってるふうに感じてる。でもそのレベルになってるけどやっぱまだまだ改善点はあると思うし、さらになんか1年を通していいチームになるんじゃないかなっていうふうに感じてるのと、まぁこの1年もそうやし次の年になってもこれが続いていけばだんだんよくなるなっていうのを感じてて伸びしろがある雰囲気かなっていうふうにすごい感じてます。
ーーライバルは？
磯部：ライバルっていうか意識して練習とかに取り組んでる相手は同級生の石原とか。同じポジションなんでやっぱりそういうところは気にしたりしてます。あと新入生も入ってくるんでその子達に負けないようにがんばっていきたいと思います。あと倭成さんもライバルっすね。
松井：僕が意識してるのは特定の誰かとかじゃないんですけどさっき倭成さんがいってくださったみたいにその努力するとか向上心を持って取り組むっていう部分でそこでは誰にも負けたくないなって思って、プレーというよりかは姿勢的な感じのところでチームの中で1番じゃないですけど自分が自信を持ってそこが自分の長所やっていえるようになりたいなって思いながら日々やってます。
藤田：ライバルでいうと良真が言ったみたいに1番頑張りたいって良真はいってるけどそういう部分では良真もライバルかなって思ってる。自分自身が1番がんばる姿勢を見せるのが今の自分に必要なことだと思っているので、そこがライバルっていうのと、あとは同じポジションにいい選手が同志社にはたくさんいて実際自分自身2年生になった時も3年生になった時もポジションを奪われることが割とあってそういう経験をしてきたから2年生の時は島津っていう1年辞めててまた戻ってきた島津くんにポジションを取られて3年生で神田に取られてっていうふうにポジションを奪われてることが多いので同じポジションの後輩に負けないように特に意識して頑張りたいなって思ってます。
ーー今シーズンの目標をお願いします。
藤田：シーズンのチームの目標がまず関西3位以内に入ってインカレ出場っていうのが目標。理由は関西3位以内っていうのが今まで3年間インカレに出れてなくてその中で全体としてインカレに出たいっていうのは絶対あってそのうえで5位までインカレに出れるねんけど5位を目指してインカレに出たいっていうより3位を目指してもっと高みを目指してしっかりインカレに出ようという気持ちが全体ミーティングで決めたんだけど全体としてそういう気持ちが強くて関西3位以内っていう目標。個人の目標でいうとまず自分はリーダーっていうか主将という立場があるから自分自身が1番成し遂げたいのが今年1年終わった時に全員がやりきったなって思えたり楽しかったなって思えるような1年にしてあげたいなって思ってる。というのともう1個が同志社は次の年に繋がっていくなって思ってるから今年1年しっかりいい終え方というかいいチームを作ることで次の年にしっかり継承していきたいなっていうのをすごい目標としてるというかすごい考えてるかな。
松井：目標はスポーツをやってるんで少しでも試合に出たいとかそういう部分に絡めるようにはなりたいんで努力という部分だけで評価されるんじゃなくてプレー面とかバスケットをやる1人の選手として評価されるような選手にはなりたいなって思っててどうやって活躍するかっていうのは少しでも試合に出る機会があれば試合の中でも活躍したいですしその試合以外の部分練習とかチーム作りの部分でも何かいい貢献できる部分があればそこを全力でやっていきたいなとは思ってます。
磯部：今年の目標は去年ベンチに入らしてもらってたんですけど、あんまり試合に絡むことができてなかったので今年はベンチに入るだけじゃなくてしっかり試合に絡んで活躍できるような選手になりたいと思ってるんでそうするために積極的に声出したりとか、他のプレーヤーとかがあんまりやってないこと例えば嫌な仕事とかを自分から積極的にしてチームに足りない部分とかを補うことで試合に出て活躍していきたいというふうに思ってます。
仲間との「繋」がりを大切に、悲願のインカレ出場へ。まずは4月24日から始まる関西学生バスケットボール選手権大会に期待が高まる。
（聞き手：田中亜利紗、文責・番匠麻衣）
○プロフィール
◆ 藤田倭成(ふじた・かずせい)
2000年7月25日生まれ。大阪桐蔭高校出身。ポジションはPG。背番号は25。170㌢・66㌔。法学部新4年。今年度は主将を務める。
◆松井良真(まつい・かずま)
2001年7月26日生まれ。大阪府・同志社香里高校出身。ポジションはF。背番号は78。178㌢73㌔。グローバル地域文化学部新3年。
◆磯部昴斗(いそべ・すばる)
2003年1月6日生まれ。兵庫県・甲南高校出身。ポジションはPG。背番号は3。180㌢・73㌔。経済学部新2年。