~ルーキー特集2024~ 【硬式野球部】大学野球の舞台で暴れ回れ
2011年以来のリーグ優勝を目指し、日々活動する硬式野球部。今年も多くの有望選手が入学した中、今回は中嶋、齋藤の2人に抱負を語ってもらった。
ーー野球を始めた時期ときっかけを教えてください。
中嶋:本格的に少年野球に入ったのは小学校4年生で、自分のお父さんが野球をやっていて、子供の頃から遊びで野球やっていたのでそれがきっかけです。
齋藤:小学校3年生から始めたんですけど、父が野球の監督をやっているのと、兄が野球をやっているのでその影響で自分も始めました。
ーー同志社に入学した理由を教えてください。
中嶋:自分は指定校で来たんですけど、自分が行ける大学の中で一番レベルが高いのが同志社大学で、野球部にも高校の先輩がいたのでそれなら大学でも続けるにあたって同志社が一番いいかなと思って選びました。
齋藤:自分も学校の指定校で来たんですけど、自分の高校の先輩方がここの部に所属していて、色々話を聞かせてもらって、野球部自体すごい自主性が求められるというのを聞いて、自分はやらされる練習よりも自分で考えて自分のペースでやっていく方が得意というか、そっちのほうが良いかなと思って、勉強と野球も両立することができる大学だと思って進学しました。
ーー硬式野球部の雰囲気はどんな感じですか。
中嶋:先輩方はめっちゃ優しくて、 その中でも練習の中で雰囲気とか、先輩方の野球に対する姿勢とか、そういうものが見習える部分が結構多いので、同志社に来てよかったなと思っています。
齋藤:先輩方はとても明るい人が多い印象があって、自分のやってたところは盛り上がるというよりはちょっとかたい感じでやっていたので、明るい中で野球の楽しさも大事にしつつ、緊張感のある試合や練習ができる、というところがいいかなと思います。
ーー入学後ここまで振り返っていかがですか。
中嶋:守備と打撃に分けると、守備面では高校時代より安定してプレーができてて、特にスローイングの安定さが高校時代より増してるかなと思うんですけど、バッティング面で結果が出てないのでいま監督さんに指導してもらってることをこれから継続して、徐々に結果を出していけるように頑張っていきたいと思います。
齋藤:自分は去年の夏の大会が終わった時点で大学に向けて体作りを中心にやってきていて、それがだんだん練習を通して、野球の方への力が大きくすることができました。だんだんと自分の形になって、結果もある程度実力と比例するようになったと思うので、そこが変わって良かったなと思います。
ーープレースタイルを教えてください。
中嶋:自分の長所は守備だと思っているので、安定した守備と強いスローイングが強みで、チーム、ピッチャーを助けられるような守備をしていきたいと思ってます。
齋藤:自分の長所はストレートのキレや気持ちを込めたボールを投げることができることだと思っていて、そこはずっと磨いてきたものなので、これからもっと磨いていきたいです。それに比べてまだ変化球、間の使い方や牽制、まだまだ未熟なところが多いので、これから大学の4年間でしっかりとレベルアップしていきたいなと思っています。
ーー大学野球での短期目標、長期目標を教えてください。
中嶋:短期目標はとりあえず秋リーグに向けて、今は自分の時間が多い中で、自分の中で長所と思ってる守備はこのまま安定感を増していけるように練習しつつ、バッティングの面でちょっと結果が出てないので、そこで監督さんの指導と自分の練習でしっかり結果を残して、まずは秋リーグに入ってリーグ優勝に貢献できるようにしていくことが短期目標です。 長期的な目標はこれからのリーグ戦を見据えて、4回生の川久保さんが抜けたときに、自分ショートなのでショートとしてチームに貢献できるような、守備力とバッティング力をつけて周りから信頼されるような選手になって、リーグ優勝して神宮に行くことが長期的な目標です。
齋藤:短期目標は今年の秋のリーグがあるので、同志社が優勝して神宮に行くために、自分がどういう形でチームに貢献できるかというのをしっかり考えて、ピッチングで貢献できるのが1番自分の中でも目標としてあります。自分がどれだけいいピッチングで勝たせられるかというところを考えて、しっかり神宮に行くことを短期目標としてやっていきたいと思ってます。長期目標は、自分は大学を経てプロ野球選手になりたいというのはずっと思っているので、 関西学生野球だけでなく全国に目を向けて、まだこれからいいピッチャーとかいっぱい見れる機会があると思うのでそういうのに触れて、自分もそういうピッチャーになれる努力を積んでいきたいなと思っています。
ーーふたりとも一人暮らしですか?
中嶋・齋藤:一人暮らしです。
ーー入学してから大学生活で大変なことを教えてください。
中嶋:野球は高校時代も結構自主的な練習だったんで、 野球の環境的にはそんなに変わっていないので、そこは何もないですけど、私生活の中で1人暮らしになって、家事とかご飯作るのとか、そういう面でちょっと大変だなと思っています。まだ体が細いためご飯で手抜いたらもうすぐに体重が落ちてしまうので、高校までだったら帰って風呂入ってご飯があるみたいな状況だったので、それが今自分でやらないといけないってところが大変で、親のありがたさを結構実感しています。
齋藤:自分も結構、体痩せ型というか、食べても脂肪つきにくくて、体重増えにくい体質なのでご飯はしっかりやらないといけないというのは大変です。高校は朝起きたりご飯食べるときに人がいてそれが当たり前になっていたんですけど、1人暮らしだと1人でご飯食べたり朝起きて朝ごはん作ったりしても1人なので、寂しいところはまだあるかなと、実家に早く帰りたいなと思いますし、そこは慣れていかないといけないかなと思います。
ーーここからは個別の質問です。齋藤くんは慶大から社会人野球に進まれたお兄さんがいますが、兄弟というより野球をプレーしている人間としての関係性を教えてください。
齋藤:自分が小学校の時に兄は高校で寮生活行ってたので、他の家庭よりは長く一緒に居ない思うんですけど、高校に行ってからも人としても尊敬できますし、自分が怪我でかなり悩んでた時にも電話をくれたり、励ますような言葉をくれたりして、今もたまに連絡を取り合ってるんですけど大丈夫かみたいな心配してくれたり、本当にありがたいですし、そこまで野球で結果出せるというのも、自分が私生活を見ていても目標に向かって頑張れる人だなと思って、そこはずっと追いかけていたこともあったので、ほんとに尊敬できるしかっこいい兄だなと思います。
ーー静岡高校といえば硬式野球、準硬式野球部で同志社と関係性が深いですが、同志社にいる先輩とのエピソードはありますか?
齋藤:山岸廉尊(法2)さんはよく一緒にお風呂入っていました。自分の1個上でキャプテンやっていて結構ご飯とか食べに行っていたので、一緒にお風呂入ろうみたいな感じで行かしてもらいました。鈴木遼人(準硬式野球部・心理2)さんは真面目だったので、軽いいじりとかがあると結構面白い人です。あと遠藤碧真(準硬式野球部・心理1)は高校の時バッテリー組んでいて今でもご飯行ったり1週間に1回食堂でご飯食べたり、暇な時ご飯一緒に行こうぜみたいな話になったり、色々相談乗ってもらったりしているので、遠藤は本当に信頼できて今でも頼ることが多いので、ありがたい存在だなと思います。
ーー中嶋くんは高校の時投手やっていて、同立戦も投手登録でベンチ入りされていましたが、両方練習しているということですか?
中嶋:練習はしていないです。入学時に希望ポジションを出した時に、投手と遊撃手と書いたら登録が投手になっていました。
ーー同志社といえば二刀流の選手が多いですが、二刀流への意識はありますか?
中嶋:入学してとりあえずどっちでも可能性がある方で挑戦しようと思ってやってきたんですけど、花野監督とか竹川コーチにショートで結構使ってもらっているので、今はショート1本で集中して頑張っていこうと思ってます
ーー硬式野球部には東筑高校時代の先輩が2人、田中康介(心理3)くんや藤尾太士(法3)くんがいますが、関係性やエピソードを教えてください。
中嶋:2つ上だったので高校の時に深いエピソードとかはないんですけど、藤尾さんは高校の時から優しい感じで、引退して大学合格決まってからも練習に来てくれてて、優しく話しかけてもらえたので話しやすい先輩でした。田中さんは高校の時、結構怖いイメージがあって話しかけづらかったんですけど、大学来てから練習とかで会ったりしたら色々優しく接してくれますし、田中さんが東筑高校の監督と連絡取ってるみたいで、監督の話もしてくれるんで、そこはほんとにいい先輩だなと思います。
★共通質問
「憧れの選手」
中嶋:川久保さんは、野球に対する意識ですごい尊敬していて練習量がチームで1番あると思うので、自分が打つ打たない関係なしに、試合が終わっても練習してその野球に対するひたむきさ、努力の才能がずば抜けてるなと思って尊敬できるし、プレーの面でも自分にない素早さがあるので、そこは真似して細やかなプレーもできるように頑張っていこうと思います。
齋藤:高校の先輩の山岸さんでお願いします。山岸さんは高校の時から野球に対する姿勢もすごい高いし、今でも川久保さんも練習すごいですけど、川久保さんの次ぐらいに影で人目には見せないところでも頑張ってる人なので、周りを気にせずに、自分の練習は自分だからというので人には見せないんですけど、ジムとかでも山岸さん結構会いますし、めちゃめちゃ追い込んでやっているので、そういう姿勢で本当に自分も学びたいし、学ばないといけないかなと思います。
ーー取材は以上となります!ありがとうございました!
(取材・構成:髙橋惇太、栗林真菜)
◯プロフィール
◆中嶋輝成(なかしま・ひなる)
2005年5月28日生まれ。福岡県・東筑高校出身。ポジションは遊撃手。183㌢・75㌔。右投げ左打ち。高校3年時は主将を務めた。春季リーグ戦第8節対立命大戦メンバー登録。前期チャレンジリーグで2試合スタメン出場。商学部1年。
◆齋藤童獅(さいとう・どうし)
2005年10月19日生まれ。静岡高校出身。ポジションは投手。183㌢・78㌔。右投げ右打ち。高校2年時に右膝前十字靭帯断裂を経験。前期チャレンジリーグで3試合に登板。法学部1年。