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~ルーキー特集2024~ 【フィギュアスケート部】次世代エースたちが同志社に!

全国トップレベルの選手も所属するフィギュアスケート部。今春、新たに加わった吉田・中村・清水の3人が取材に応じてくれた。

――スケートを始めたきっかけ

吉田:先に姉が始めていて。それを見たりとか送り迎えについて行っているうちに、気づいたら始めていました。

中村:同じく姉が先に始めていて。送り迎えとかで一緒に連れてってもらって、気づいたら始めていました。

清水:母がフィギュアスケートを見るのが趣味だったので、その母が見ているのを隣で見ていたら、すごい楽しそうだなっていうので始めました。

――フィギュアスケートの楽しいところ

吉田:大きなリンクで1人でずっと観客の皆さん全員の視線を独り占めできるところです。

中村:失敗しても成功しても、滑ってる時の感覚が楽しいです。

清水:他の競技と違って氷上でやってるので、技とかそういうのがなくても、滑っているだけで違う感覚っていうか、そういうのがすごい楽しいなと。

――自分の強み

吉田:トリプルアクセルが自分の1番の強みです。

中村:武器か~。スピンはあんまりできなくて(笑)。スケーティングも得意ではないので、ジャンプかなと。ジャンプが得意です。

清水:楽しいと思った時にそのまま表情に出して滑ることができるので、大会の時とかに楽しんで滑った時の表情とかがそのまま伝わればいいなと思っています。

――入学して約3カ月。どのような大学生活か

吉田:元々楽しみな気持ちが大きくて入学したんですけど、 思っていたよりも楽しくて。今までスケートの友達ばっかりだったんですけど、 スポーツをしてない友達とかと一緒に過ごして、新鮮で楽しい。

中村:友達とワイワイ楽しく勉強したりとか、あとは一緒にご飯行ったりとか。スケート以外の友達といろんなことを共有したりして、新たな発見とかあるので、すごく楽しいです。

清水:私も始まるまでは勉強が不安だった。 高校が通信制だったので、毎日通うっていう習慣をしばらくしていなかったので、スケジュール的にも不安だった。学部には全国トップレベルの子たちがたくさんいて、みんな週末試合だったり、大変なスケジュールだったりするんですけど、みんなで支え合っているのがすごく楽しいなって思います。

――同志社を選んだ理由

吉田:一緒に木下アカデミーで練習している先輩の方々が同志社で頑張って両立をしていたので、自分も勉強とスケートの両立を頑張りたいなと思って同志社に入りました。

中村:濱田先生も木下の先輩も同志社のスケート部で、自分も一緒に入って成長できたらなと思いました。

清水:今やっぱり濱田先生が自分の中ではいい先生で、ずっとそのまま先生にこれからも習い続けたいなと思ったので、この環境をそのまま続けるには同志社っていうのはいい環境を保ちながら学業もできると思ったので選びました。

――入学する際に、先輩からのアドバイスなどはありましたか

吉田:色々不安もあった中で相談したりとかしたら、意外と自分も大学でスケートと勉強の両立ができるのかなっていう風に自信もあって、より楽しみになったので、心強いです。

中村:学校の勉強面で履修登録とかテストのやり方とかたくさん教えてもらって。特に森口先輩は同じ商学部なので、 テストのやり方とかよく教えていただけて。スケートと学校によりたくさん行けるように手伝ってくれました。

清水:ペアのパートナーでもあるルーカスくんが同じ学部の先輩なので、「履修登録ももちろん手伝うよ」って言ってくださって。同じ必修の授業とか、テストこんな感じだよーと、先に教えてもらえるとやっぱ不安が少し減るので、そういう面で色々支えてもらってます。

――部活の雰囲気はどうですか

中村:僕は割と練習の後で滑ったりとか、 練習のお手伝いをさせてもらったり。その分勉強を教えてもらう(笑)。そういう感じで楽しく部活も参加しています。

――現在取り組んでいる練習

吉田:今はシーズンオフなので、もうすぐ始まるシーズンに向けて新しくプログラムを作って、それを滑り込んでいるところです。

中村:新しくプログラムを変えたので、来シーズンに向けてプログラムの調整というか、 慣れさせるというところです。

清水:私も新しいプログラムを作って、それをできるだけ滑り込めように練習しています。新たに取り入れた習慣として、同志社のジムの方でトレーニングを見てもらっています。

同志社マークを作る3人

――高校と大学の違い

吉田:高校の時よりも1日のスケジュールが結構ハードで、 1分刻みのスケジュールではある。でも、その大変さとかが結構楽しくて、 毎日充実しています。

中村:学校も行きながらということで、高校の時は学校とスケートの両立があまりできなかったので、学校とスケートを頑張ってやっている。そこが結構違う。辛いなっていう時もあるんですけど、楽しみつつ。それも成長につながると思っているので頑張っています。

清水:授業時間が決められているので、絶対に授業以外の時間でスケートの練習時間に充てています。周りの方に助けてもらっているので、周りの方に感謝して、この充実した生活を続けていけるように、健康面だったりとか色々気をつけて頑張りたいなと。

――大学がある日のスケジュール

吉田:結構ハードで。朝6時半から練習してそのまま一限へ。帰って来られる時は授業終わりに(木下に)帰ってきて練習っていう感じ。

中村:同じく6時半から練習したりとか(笑)。それはちょっと嘘なんですけど(笑)。日によっては朝8時からとか9時から練習して学校に行ったりとか、学校から夕方練習しに来たりとか、日によってばらばらなんですけどうまくやれてるかな。

清水:私も一限が今多いので、朝6時半から練習して。3限までの時は木下に戻ってくることができるので、ここに戻ってきてまた練習して、4限までの時は氷上がないのでオフアイスしたりとか。そういう感じで、氷上の時間は1週間でばらつきが出るんですけど、体を動かす時間はあんまり差が出ないようにっていうのを気をつけてます。

――ハードなスケジュールの中でのオフ時は何をしていますか

吉田:元々お寺とかお城を見るのが好きで。最近はオフの日もカフェ巡りとかを結構していて。今出川に行く時に 四条とか通るのでお昼休みとか帰りとかにカフェを巡っていて、それがリフレッシュという感じ。

中村:家でだらだらする時もあるんですけど、学校の子と遊びに行ったりとか。あとは家族とどっか行ったりとか。そこら辺はあまり高校時代とかと変わらないかなって感じで。大学の友達ができたのでそこがまた違うところなんですけど、結構ゆっくりとした日々を送っています。

清水:高校の時はいつもスケートリンクにいて、スケートリンクの子たちと会うのが当たり前だったんですけど、最近会えないからこそオフに遊ぶようになって、より友情が深まったかなって。

――仲のいい選手や意識している選手

吉田:同い年の選手がすごい多くて、みんな仲いいかんじ(笑)。中村俊介選手は5、6歳のときからの教室で出会ったので、12年ぐらいの仲です(笑)

中村:同じく、はなちゃんとリンクの子たち。木下の子たちも男子は仲良くしているし、ジュニアもシニアも割と日本の選手はみんな仲いいかなっていう感じですね。

清水:木下アカデミーがみんなこう仲いいというか、 同年代が多いのもそうなんですけど、本当に年齢問わずみんな仲良くしてくれるので、みんなと仲良し。

――1番印象に残っている試合

吉田:昨シーズン、初めて出場した世界選手権。今まで経験した中で1番大きな舞台だったので、色々プレッシャーとかはあったんですけど、 楽しかったし、もっと強くなりたいと思えた試合でした。

中村:先シーズンで言うと、いい試合と悪い試合2つ印象に残っていて。いい経験は世界ジュニア。1番今まで大きい舞台だったので、すごい緊張もしたんですけど、最後まで滑りきることができた。悪い試合はジュニアグランプリーの大阪大会。すっごいたくさんミスしたので、人間的にも成長できたかなと思います。

清水:全日本選手権。自分の中で今までで1番お客さんが多い大会だったので、 温かい拍手に包まれて演技することができた。 その中での応援を全ていい方向に持っていけて、自分のパフォーマンスも1番いいものが出せました。初めから最後まで楽しめた試合だったんじゃないかなと思います。

――競技をする上で自分の原動力になっているもの

吉田:去年とかちょっと前の自分よりも、もっといい結果を出したいし、もっと納得いく演技をしたいっていう気持ちが1番のモチベーションなのかな。

中村:オフがあるっていうのが毎週の目標。オフまで頑張ろうともありますし、来年の試合への意識、目標に向かって練習を頑張るみたいな。

清水:シーズン終わった時に結果とか見返して、 足りなかった部分とか見つけた時に、絶対直すぞってなった時が1番モチベーションになって。そこから小さな目標を積み重ねていけた時が自分のモチベーションになってるんじゃないかなと。

――お互いはどのような存在か

吉田:俊介くんは本当に長い間一緒にいるので、親友通り越してるみたいな。兄妹みたいな感じであるので、 一緒にいるとやっぱり心強い。さえちゃんは小さい時から合宿とかで一緒で、今も一緒に朝一から頑張ってるので、一緒に頑張ろうって思っています。

中村:僕もはなちゃんは昔からもちろんめちゃくちゃ仲良かったし、 今も仲いいんですけど。スケートの面ですごい尊敬してるし、いつも努力してる姿を見て自分もすごい刺激をもらってて。自分がサボりたいなって気分になった時に、はなちゃんが頑張ってるので、自分も頑張ろうって思う気持ちが出るありがたい存在。

 さえちゃんは先シーズンからペアをやっている。新しいジャンルになると思うんですけど、挑戦する姿やシングルと両立する姿を見て、すごい頑張ってるなっていうのを身近に感じて、刺激をもらっています。

清水:はなちゃんは小学生ぐらいの時の合宿から、 それ以外の大会とかで、全国大会とかで何回か会ったりして、いつも大会の時全然緊張してる感じがしないというか。強いイメージがずっと私の中であって。そういうはなちゃんみたいな存在がいることで、自分もできるって思える。本当にいい刺激。いい見本というか、そういう存在。

 しゅんすけくんはいつも笑かしてくれる(笑)。面白いことをしてて。リンクでも練習終わった後でも、空気を和ませてくれている存在なんじゃないかなって思ってます。

――大学での目標と将来の目標

吉田:大学での目標は、スケートと勉強の両立。

 グローバル地域文化学部なので、将来は国際的に活躍できる人になりたいなっていう大きな夢。

中村:スケートはとりあえずできるところまで全力で、4年間諦めずにやりたい。あと勉強は単位を取るのが目標です(笑)。先の目標は何をしたいかまだ決まってなくて。とりあえずと自分にできる可能性を拡げて、何でもできるようにしたいなと。

清水:直近の目標としては、今すごい大学を楽しめているので、その楽しみをスケートでも楽しんでやるっていうのを続けていきたいです。先の目標としては、自分のやりたいことっていうのがいくつかあるので、それに向けて今大学で学んでいることだったりとか、普段から先の目標に使えそうだなっていうのを感じているので、色々吸収して今を全力で楽しみたいです。

――スケート以外で大学4年間でやりたいこと

吉田:4年間の内かどうかは分からないけど留学をしたい。海外で勉強して、その文化に直接触れたいな。

中村:挑戦、、、まだ全然決まってないんですけど、簿記の資格を取るみたいなことに挑戦したいな。

清水:大学4年間はスケートとかで忙しそう。でも、今新しいことを大学で学べているので、そこから色々興味を持って挑戦していけたらなと思います。

★共通質問

「憧れの選手」

吉田:「浅田真央選手」

トリプルアクセルを小さい時から挑戦し続けてるんですけど、浅田真央選手もずっと挑戦し続けていた。たくさんの勇気をもらったので自分も勇気や笑顔を届けられる選手になりたいな。

中村:「高橋大輔選手」

小さい頃から見ていて踊りやジャンプも素敵だし、めちゃくちゃかっこいい。Bloom On Iceで間近で見ることができて、本当にかっこいい。自分もこうなりたい。

清水:ロシアの「アリョーナ・コストルナヤ選手」

私より2つ上なんですけど、 ジュニアの時から表現力とそのジャンプの安定感で演技全体の完成度がすごい高い選手。そういう選手になりたいな。ちょうどその選手も1年ほど前からペアにも挑戦していて。 その後に私もペアに挑戦することになって、ペアの技とかも見本にしたりだとか、 全て目標にしています。

――仲の良さが窺える取材でした。ありがとうございました!

(聞き手・矢部彩香、撮影・古川亜依)

〇プロフィール

◆清水咲衣(しみず・さえ)

2005年8月10日生まれ。ルネサンス大阪高校出身。スポーツ健康科学部1年。

◆中村俊介(なかむら・しゅんすけ)

2005年8月21日生まれ。愛知県・中京大学付属中京高校出身。商学部1年。

◆吉田陽菜(よしだ・はな)

2005年8月6日生まれ。愛知県・中京大学付属中京高校出身。グローバル地域文化学部1年。

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