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~主将セレクション2025~ 【硬式野球部】結「束」し頂点へ駆け上がる

2月下旬、京都を離れ徳島でキャンプを行った硬式野球部。本格的なシーズン開幕を前に練習に励む中、主将・坂、中森、辻井の3名が今シーズンの意気込みを語ってくれた。

――他己紹介をお願いします

辻井:辻井は1個下の後輩でポジションは一緒なんですけど、入った時から結構同じポジションで仲良くしたりとかしてて、ちょっと生意気なとこもあるんですけど、それも可愛いところかなと思ってます。野球も頼りがいのある後輩で信頼してます。

辻井中森:最高学年になってから責任感が強くなって、プレーの面でも結構声とかで引っ張ってくれるようになってきて、坂さんだけじゃなくて中森さんもチームを引っ張っていってくれてるんで、自分もそういう立場で見させてもらって、一緒にやってる仲なので、そういったところはすごく頼りがいがあります。

中森:高校の時から一緒で、高校の時も副キャプテンをやってたんですけど、そういう人を引っ張る力っていうか、その先頭に立ってやるっていうのは、すごい長けてる人だなと思います。

――辻井から見た坂の印象

辻井:結構みんながついていくっていう感じで、声とかもそうですけど、その雰囲気とかで結構人がついていくって感じなんで、声とかもそうですけど、結構行動で示してくれるっていうのが1番なんで。坂さんが言ってたら自分たちも動かないといけないっていうのは思うんで、そういったところで自分もキャッチャーを一緒にやってるんですけど、すごくやりやすいようにやってくれてるんで。自分としてはすごくやりやすい環境にいさせてもらってます。

――この2人を選んだ理由

:まず中森に関しては副キャプテンをしてもらってるってところと、高校からずっと一緒にやってきて、辻井も言ってたみたいに、副キャプテンになってより責任感が増した1番の人間かなと思っていて。練習でもすごく引っ張ってくれてるなっていうのを感じますし、すごく頼りにしてる部分があるので、そういった部分では一番に中森の名前が思いついて、辻井に関してはやっぱり1年生からずっと試合に出てますし、これから先の今年のリーグ戦もそうですけど、来年からもこの同志社っていうチームを引っ張っていく選手だなと思ったので、選ばせてもらいました。

取材に応じてくれた(左から)中森、辻井、坂

――坂と中森は同じ大阪桐蔭高校出身、高校時代と今のそれぞれの印象の違いについて

:そうですね、僕と中森はあんまり一緒にいること少なくて、お互い。高校時代はガッツリ絡んでたなってイメージはないんですけど、大学になって一緒に高校からスタートして、お互い頑張ってきて、中森が先に試合出たりだとか、そういったのがあったんで、僕も負けてられないなと思って。中森の存在があったから今も野球を頑張れてるなっていうのはすごく感じます。

中森:さっきも言ったんですけど、高校時代から副キャプテンをやってチームの中心にいたので、そういう面でやっぱりしっかりしてるなっていうのが僕の印象で、大学入っても、その厳しく言えるとこは厳しく言ったりとか、そういうプレー以外の面でしっかりできるのがやっぱ変わってはないんですけど、そういう印象があります。

――坂と辻井は同じキャッチャーというポジション、普段グラウンドではどんなコミュニケーションをとっている?                                                

辻井:キャッチャーは自分試合出てることとか多いんで、そういったところで指示の声とかは分かることが多いと思うんで、そこは指示したりしてるんですけど、そこでお互いで気づいたことは言い合うみたいな感じなんで、そういったとこのコミュニケーションは坂さんがキャプテンだからとか関係なく自分も言ってます。

――プライベートでのチームメイトとの絡みは

:僕らの学年は結構誰と誰とがずっと一緒にいるとかなくて、結構みんなで遊びに行ったりとか、ご飯食べに行ったりとか多いんで、あんまりそのグループがあるなっていう印象はなくて、中森とかも特に一緒にいたりとか、学校とかでも一緒にいるんで、割となんかそんなグループ分けとかされてなくて、学年全体で仲いいなっていう印象は感じます。

辻井:自分は佐藤悠斗(法新3)とか近藤勝輝(法新3)とか田野心一朗(政策新3)とかと仲いいです。授業とかは一緒じゃないんですけど、なんか結構ずっと一緒にいます。飲みに行ったり。

――これまでの大学野球生活を振り返って

:あんまりやっぱり1番勝ててないなっていうのが1番強い印象で。1年生の時にリーグ戦2位っていうのが、多分僕たちがやってきた中で最高の結果なんで。大学野球っていうのに関して、やっぱり自分たちでやらないと勝てないっていうのはすごくあって、やっぱり高校野球と全く違うなって、すごく違うなって印象すごく感じてて。キャプテンになって、より一層この自分たち主導っていうか、自分たちから練習とかを率先してやっていかないとチームは変わっていかないなと思ってるので、そういったところは今年に入って特に意識してやってます。

辻井:自分も試合で優勝っていうところできてないんで。自分の結果としては1年生から(試合に)出させてもらって、結構自分的には思い描いてたよりいい結果が出てると思うんですけど、チームとしては全然勝ててないっていうのが1番の課題でもあり、優勝できてないんで。自分はキャッチャーをやってるんで、自分の配球で勝たせたりとか、自分の力でも勝たせたいと思ってるんですけど。それは1、2年生の時はそう思ってましたけど、やっぱりチーム全員で戦うっていう意識持たないと勝てないっていうのも3年生になって分かってきたんで。だからこそキャプテンがいて、選手がその下にいるっていう感じなんで、キャプテンとか副キャプテンだけじゃなくて、自分たちからもそういった声とか私的の声とかをもっともっと言い合えるようになってきたらいいかなって思うんで、もっとそれを練習の中でやっていけたらなと思ってます。

中森:やっぱり高校と違ってなんか環境が自由というか、自主性が問われる部分があるんですけど、そういった意味でやっぱ大学になるとやっぱり野球を真剣にやる環境はあるんですけど、それがなかなか難しい環境でもあるので、そういった中で一体感持ってやるっていうのが難しいかなと思ってるんで、そこが上手く行けばもっといいチームになるんじゃないかなっていう風に思います。

――オフシーズンはどのように過ごしてきた?

:やっぱりキャプテンになったっていうのが1番大きな出来事だったんで、それに向けてやっぱり今まで個人のことだったりだとか、なんとなく過ごしてきた日常だったんですけど、そういった部分で本当にチームのことだとか野球のことを中心に考えるようになってきたので、そういった部分では年末年始含めてずっとチームで考えたりとか、野球のことが頭から離れなかったというか、そんな時間が結構多かったかな。あとは野球の話をしたりすることがすごく多かったです。

辻井:自分個人としては、キャッチャーのブロッキングとか送球とか、そういったキャッチャーのスキルを上げていくっていうことをキャンプに行く前に自分ではやったつもりなんで。そこは変わらず意識するところはしてっていう感じでできているんで。あとバッティングは長打が少ないんで、長打を打てるようにっていうのを今やってるんで。はい、そんな感じで取り組んでます。

中森:最上級生になって自覚が芽生えたっていうのが1番の出来事っていうか。そうなんですけど、去年1年間でバッティングの手応えが良くなってきたので、それをしっかりレベルアップしつつ、もっといいバッターになるようにっていうことを考えてやっています。

――辻井は昨秋、侍ジャパン大学代表候補選手に選出され強化合宿に参加。他大学の選手とともに過ごした中で学んだことは

辻井:キャッチャーだったら強い選手はいっぱいいたんですけど、その中でやっぱり足の運びとか捕ってからの速さっていうのがすごい選手がいて、そういった選手にどんな練習をしていたかとかを教えてもらえる機会があったんで。そういったことを教えてもらって、同志社に帰ってきて練習したり見て学んだりしたこともあったんで。そういったことに取り組んだりっていうのを帰ってきてやっているのと、バッティングは創価大学の立石さんがすごいバッティングをしていて、その中でどういった意識を持ってるのかっていうのを聞く機会がちょっとあったんで、そういったこととかを聞いて、自分もやってみてるって感じなんすけど、そこはあんまりまだ上手くいってないっていう感じです。

――キャプテンから見た今年のキーマンは

:辻井君で。さっきも話したんすけど、やっぱりもう本当にチーム中心の選手だと思うんで。今までは下級生って立場でやってたと思うんですけれども、これからは3年生になってチームの上に立っていく選手だと思うんで。あと1番辻井に足りないところが責任感だと思うので、チームを引っ張ってもらえるように。リーグ戦含めて、プレーでもそうですし、言動とか言葉とかでも、そういった部分でチームを引っ張っていってくれたら、チーム自体がすごくいい方向に動くのかなと思うので、僕は辻井を選ばせてもらいます。

――キャプテンからのご指名を受けて

辻井:やっぱ新3年生ですね、僕は。坂さんも言ってたんですけど、やっぱ自覚と責任が足りないっていうのは自分たちも感じてて、流される選手が多いんで、その4年生は多分やって当たり前みたいな感じっていうか、もうやらないといけない立場っていうのはありますし、それに甘えて3年がちょっと悪ふざけというか、ちょけに走ったりしてるとこは確かにあるんで、それをやっぱ自分とかその幹部とかが言っていったら、もっとスムーズに練習を回したりとか、よりチームが良くなっていくんじゃないかなって思ってて。はい、そこはもう本当に自分も自覚して、でもできてないところなんで、もうちょっと責任感を持ってやりたいなと思います。

――今シーズンの目標

:チームとしても個人としてもやっぱりリーグ優勝っていうところが1番の目標で、その中で神宮に行っても戦えるチームを作っていくっていうところが1番の僕としても目標ですし、そういうチームを作り上げていくっていうのが僕個人の目標で、チームとしてやっぱり長い間リーグ優勝できてないので、今年こそはっていう思いでみんなやってるので、今年こそはリーグ優勝を達成したいなと思います。

辻井:チームとしてはもう優勝したいなっていう、まず関西学生(リーグ)で優勝することで、個人としてはホームラン打ててないんで、まず1本打ちたいなって思ってます。

中森:僕も個人としてもチームとしてもまだ優勝できてないんで、入ってから。で、それをしたいと思ってもうずっとやってきてるので、なんとか優勝したいなと思います。

今年大切にしたい言葉を考える3人

☆共通質問

――今年大切にしたい言葉

:漢字一文字の方がいいよね。

中森:いいよな。

:「束」とか。結束の「束」。

辻井:いいんちゃうすか。

――「束」に込めた思い

:そうですね、やっぱりチーム一丸となって勝つっていうところと、僕たちはやっぱりあんまりスター選手とかそういった選手はいないんで、そういったチームでも関西学生リーグで優勝できるっていうところを見せるために、チームとして束になって戦うんだっていう思いも込めてこの漢字を選びました。

(聞き手:黒田周良、撮影:中務桜々子・近藤真子)

【プロフィール】

◆坂玲哉(さか・れいや)

2003年4月3日生まれ。大阪桐蔭高校出身。ポジションはキャッチャー。右投げ右打ち。178㌢・78㌔。今年度、硬式野球部の主将を務める。法学部新4年。

◆辻井心(つじい・じん)

2004年8月9日生まれ。京都国際高校出身。ポジションはキャッチャー。右投げ右打ち。170㌢・76㌔。スポーツ健康科学部新3年。

◆中森暁大(なかもり・あきひろ)

2003年6月14日生まれ。大阪桐蔭高校出身。ポジションはサード。右投げ右打ち。176㌢・83㌔。法学部新4年。

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