強い日差しが容赦無く照りつける同志社大学テニスコート。そこには、日差しにも負けない明るい笑顔を放つ2人のルーキーがいた。彼女らの名前は山口結捺（スポ１）、上田真鈴（グロ地１）だ。同志社テニス部に新しい風を吹かせる2人に、入部後の心境を伺った。

1人目に紹介するのは山口だ。彼女がテニスを始めたのは小学１年生の頃。近所にテニスクラブがあり、体を動かすことを目的に通い始めた。高校時代には副キャプテンを務め上げ、大学でも「テニスにずっと触れていたい」という思いで入部を決意。「勝つこと」を目標に日々練習に励んでいる。
彼女の１番の強みは粘り強さ。最後まで勝ちにこだわり、粘り強いプレーを見せる。また、彼女を語る上で欠かせないのが、人一倍の明るさだ。「コミュニケーションが得意でいつも場を盛り上げてくれるので、とても助かっています」(上田）。彼女が見せるテニスを楽しむ姿勢が、周りの部員にも良い影響を与えている。

現在はフォアハンドの改善を意識しながら、練習に取り組んでいる。今後の目標は「自分の思い描いている試合を一つでも多くすること」。持ち前の明るさで部を照らし、はつらつとした笑顔でトロフィーを持つ彼女が見れることに期待したい。

2人目に紹介するのは上田だ。両親に地元のテニスクラブに連れられたことをきっかけに、5歳という若さでテニスを始める。その後もテニス一筋の学生生活を送っていたが、大学ではサークルに入るか部活に入るかで悩んだと言う。しかし、やはり部活として力を入れてテニスを続けたいと言う気持ちが勝り、入部を決意。日々楽しみながら自己成長に努めている。

彼女の強みが発揮されるのは、長い試合に持ち込んだとき。すらりと伸びた手足を生かして粘りのプレーを見せ、着実な返球で相手のミスを誘う。また、部内ではお母さん的立ち位置で、部員から頼りにされている上田。山口は彼女を「チームを引っ張っていく存在」と話してくれた。

一番意識していることは、本番で100%に近い力を出すための練習。試合の緊張を跳ね除けるためにも、普段の練習から思いきりプレーをするようにしている。今後の目標は「団体戦で一つでも多く勝って、チームの勝利に貢献できるような人材になること」。持ち前のリーダーシップで部員をまとめ、プレーでもチームを引っ張る存在になってくれるだろう。

とにかく元気に取材に答えてくれた2人。前途有望な彼女らは同志社テニス部にどのような風を巻き起こしてくれるのだろうか。フレッシュなルーキーたちの今後の活躍に期待が高まる。（萩岡真生）

★共通質問「YOUは何しに同志社へ」

山口：地元が京都で、幼い頃から綺麗な校舎を見て憧れがあったからです。

上田：同志社女子高校に通っていて。同志社に入るために高校を選びました（笑）

○山口結捺（やまぐち・ゆうな）

仁愛女子高等学校出身。スポーツ健康科学部１年。

○上田真鈴（うえだ・まりん）

同志社女子高等学校出身。グローバル地域文化学部１年。