8月に行われる西日本インカレの前哨戦となる春リーグ戦。一年生ながら試合に出場し、得点を挙げた2人の新星が注目を集めた。

小学1年生の時にハンドボールに出会い、沖縄から同志社の門を叩いた根間光裕寿。ハンドボールを10年以上続けてきた彼に今まで続けてこれた理由を一言、「ハンドボールが楽しいから」と語った。自身の強みを「元気なところ」と述べた彼。新チームの盛り上げ役として、一年生ながら試合中も人一倍声を上げ、チームの士気をあげる存在だ。

しかしコートを出ると一変、少しおどけた様子でインタビューに答えてくれた。大学での目標は「4年間で卒業する」。ハンドボールはもちろん学業との両立をこなし、同志社をさらに盛り上げてくれる存在になるに違いない。

そしてもう一人の期待のルーキーは愛知県出身の市場叶人。彼は一年生ながら春リーグの一戦で最多得点を記録した注目選手である。彼がハンドボールと出会ったのは小学四年生の時。今までハンドボールを続けてこれたのは「ハンドボールが大好きだから」だという。自身の強みは「怖いもの知らずなところ」。年上相手にも物怖じせずボールに積極的に絡む姿勢が、得点へと結びついている。

今後の目標は「同志社大学全員で日本代表になる、インカレ優勝する」。大きな目標を掲げた市場。どんな壁にも物怖じせず突き進む彼は、「インカレ優勝」という今までになかった大きな目標に向け成長を続ける。

インタビュー中は終始楽しく取材に答えてくれた2人だが、コートに入ると一変、チームの勝利のために全力で走り続ける。彼らを含め11人の選手と1人のマネージャーが加わり新体制となったハンドボール部男子。彼らの更なる成長に目が離せない。（柴田菜々子）

★共通質問

「YOUは何しに同志社へ」

根間：ハンドボールが強いから。それに限ります。

市場：愛知高校の先輩が行ってると知ったから。「とても楽しい」と聞いた。

○ 根間光裕寿(ねま・みゆと)

沖縄県・興南高等学校出身。経済学部1年。

○市場叶人(いちば・かなと)

愛知高等学校出身。商学部1年。