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~主将セレクション~ 【フィギュアスケート部】主将として部員を「輝」かせたい

3月某日、主将を含む計4人で主将セレクションを行った。取材中は終始和気藹々とした雰囲気。個人戦の部活でありながら部員同士の仲の良さが垣間見られた。本年度主将となった小川凛乃(文3)は、今年は昨年度よりも同志社フィギュアスケート部らしく良い雰囲気を保ったまま1年を過ごしたい。と意気込んだ。本取材では、普段聞くことの出来ない選手たちの貴重な話を伺った。

座談中の選手たち

ーーなぜこの三人を選ばれたのでしょうか?

小川:森口くんは同じ学年でいつも教えてもらったり、お世話になったりしていてこれからも沢山お世話になることが多いと思うからです。伊夫伎くんは今1回生でとても頑張ってくれていて、練習もすごい熱心で努力家だから。京美ちゃんは主務なので(笑)

笑顔を見せる小川

ーーそれぞれ右隣の方の印象を教えてください

大久保小川
学生始めにも関わらず、主将になって今日の練習でも熱心に後輩指導していて、すごく頼もしいと思っています。(照れ笑い)

小川森口
とても優しい方ですごい気配り上手な方だなという印象です。(照れ笑い)

森口伊夫伎
よく頑張っているなという印象です。普通はスケート始めてからまずハマるのに時間がかかるのに、スケートを始めた瞬間どっぷりハマった感じでずっと練習もしてくれていて、やっぱり教えたら教えた分だけ頑張ってくれるし、大好きな後輩として仲良くしていいます。

伊夫伎大久保
いつも部活の中でも曲かけとかで部活の雰囲気をなごませてくれる優しい先輩です。

ーー反対側(左隣の方)もお願いします

大久保伊夫伎
第一印象はすごくスタイルがいいなと思っていて、スケートをしたら映えるだろうなぁと思っていました。実際氷上に立ってみたら手足の長さを生かしてすごくダイナミックに演技していて、練習も熱心に取り組んでいて、すごくいいなあと思っています。

伊夫伎森口
先輩は全日本選手権にも出られていて、本当にトップの選手にもかかわらず、僕に熱心に教えてくださいっています。教え方や指導の方法が本当にしっかりされていて、それを実践したら本当に実るなと思って、先輩を信用して練習しています。

森口小川
凛乃ちゃんは周りのことをしっかりみてくれているし、周りの人とのコミュニケーションがすごくうまいイメージがあって、主将をやってくれていることに対してすごく安心感があります。この人が主将だったらちょっと不安だなぁと思う年の子も居たけど、凛乃ちゃんが主将なら同志社スケート部をうまくまとめてやっていってくれるんじゃないかと思ってます!心強いです。

小川大久保
いつも色んなことに相談に乗ってくれたり、精神的な面でも支えてくれているマネージャーです。これからも色々な場面で支えて欲しいです。

ーー部内は今年、どのような雰囲気ですか

 小川:みんな仲良くやってくれています。今年はいい方向に同志社のフィギュアスケート部らしく、良い雰囲気を保ったまま1年過ごせていけたらいいなと思っています!

ーーフィギュアスケートを始めたきっかけを教えてください

伊夫伎:お母さんが時々家でテレビでフィギュアスケートを見ていて、それに釣られてなんとなく見てたんですけど、もう1人1年生の学部が一緒の子にたまたま誘われて入部しました。

森口:僕は小学生の時にお姉ちゃんがやっていて、ついでに僕も教室に入った感じだったんですけど、その時はそこまでフィギュアに熱中していたわけではなかったです。
だけど、高橋大輔選手のエキシビジョンを見て普通のエキシビジョンではなくて、怪我明けのエキシビジョンってこともあってやっぱり感動もしたし、曲に合わせて滑るってこんなに綺麗なんだって思って、もともと普通にサッカーとか野球とかが好きな男の子だったんですけど、音楽に合わせて高橋大輔選手みたいに滑りたいなっていう思いからスケートしたいってなって本格的に始めました。

小川:私は小さい時にスケートをやっていたんですけど、母にスケートとクラシックバレエどっちかにしなさいって言われてやっぱりスケートは寒いし転けたら痛いっていうこともあって小さい時にクラシックバレエを選んで今も続けているんですけど、大学になってせっかく部活あるんだったら小さい時に諦めたスケートをやろうかなと思って入部しました。バレエは芸術的な部分が多いんですけど、スケートは芸術+スポーツって言う感じで、芸術の面もあり、スポーツの面もありの競技なのでやろうかなって決めました。

ーーマネージャーになられた理由を教えてください

大久保:元々小さい時ときからフィギュアスケートを見るのが好きで、他のスポーツは全然興味がなかったんですけど、フィギュアスケートはよく見ていて大学に入ってせっかく部活があるならと思いフィギュアスケート部に入りました。選手になる自信はなかったのですがマネージャーとして部活に入ってみたいなと思って入りました。

ーーフィギュアスケートで一番魅力的なところを教えてください

伊夫伎:ジャンプが決まった時です!綺麗に降りれた時。

森口:僕もずっとそう思ってたんですけど、最近はステップの時に曲に合わせて滑って自分の世界に入り込めるって言うのがスケートの魅力だと思ってます。

小川:私はあの大きなリンクの上で1人で立ってこの大きなリンクを独り占めできて終わった時や技が決まった時に皆さんから拍手をもらえること!

大久保:この前4回生の卒業される方が引退の時に大学生初めでも選手権でも関係なく仲良くできるという話をされていて。フィギュア歴関係なく、仲良くできるところ。1人で大きなリンクを学生始めでも選手権でも平等に占領出来ることです。

ーー先日のオリンピックを見て思うことを教えてください。

森口:フィギュアスケートだったら日本の特に男子選手が印象的でした。3人ともチャレンジ精神を忘れず、メダルを取りに行くって言う姿勢が本当にかっこよかったです。尚且つ、最後まで諦めず滑っていて、体力もなくてしんどいのに全力で滑りきっているのもカッコよかったし、ペアとかアイスダンスを見てて僕もこんな舞台で滑りたいなと思いました。

伊夫伎:一番印象的だったのは、坂本選手です。女子の中でもフィギュアの女子ってロシアの選手が首位独占するかなと思われたのですが、坂本選手はロシア勢に屈せず、諦めない姿勢を貫いたのが本当にカッコよくて感動しました。

大久保:もともと私は羽生選手のファンだったのでやはり羽生選手が印象的でした。ショートで失敗してしまったのに、フリーでしっかり4Aを挑戦している姿が感動的でした。結果として彼自身が報われない努力もあったけど僕の中では4Aを決めたと言っていて、ほんとうに努力した人からしか出ない言葉だなと思ってやっぱり憧れの人だと再認識しました。

小川:ペアもシングルとダンスも全てにおいて日の丸を背負って出場しているから全選手覚悟とかプレッシャーもあったと思うけれど、その重圧があってのオリンピックで最高の演技をしていてる選手たちに感動しました。さらに、皆さんお互いの国同士たたかっても、最後はスポーツマンシップでお互いの選手を尊敬しあって讃えあう場面が感動しました。

ーー自分の演技で一番印象に残っている試合を教えてください

伊夫伎:僕はまだ2回しか出ていないんですけど、先月のフリー大会が印象に残っています。僕は初級だったんですけど、みんな大体同じぐらいのレベルかなと思ってたんですけど、まさかのアクセルとか決めたりもうスピンも…「え!これ初級の人なん?」って人がいっぱいいて、始めた期間とかもほとんど変わらないのにそれぐらい上手いのってもっと練習されている人はいるんやなとつくづく実感しました。すごくすごく悔しくて1位をとった選手がアクセルを決められていて僕も試合に勝つためにはアクセルが必要だと刺激を受けて今アクセルの練習を一生懸命しています!

森口:試合が終わった時に悔しいってずっと言ってて、練習の成果出せたけど、やっぱり上との差があったから、悔しい、僕もアクセル決めたい。って言ってました。

伊夫伎選手は今、アクセルの練習されているんですか?
森口:そうですね。まず基本から。

森口:僕は去年の全日本選手権のSPが本当にすごかったと思います。フィギュアスケートの醍醐味のステップで大勢の観客の皆様をどうやったら乗せれるかな?って考えて、考え尽くして。羽生選手と同じグループだったのでそれだけでテンションが上がっていて、正直自分のテンションはバッチリでした!あとは観客の皆さんのテンションをどう上げるかってことを考えて曲の変わり目を本気でやっていたら観客の人が本気で乗ってくれました。本当に弾けて、滑ってて楽しかったです!

小川:私は去年の11月のフリー大会で初めての試合だったんですけど、めちゃくちゃ下から数えたほうが早い順位で本当に悔しくて、自分はできてるって信じてて、いざやってみたら比べ物にならないぐらいのレベルの低さでした。だからもっと練習しないと、努力しないとと言う気持ちになって、そこからスケートに集中しないと上手くならない、練習あってのスケートだなと思ってます。今でもその試合を忘れずに練習に励んでいます。

ーー今年の目標を漢字一文字で教えてください

伊夫伎:飛」です。 ダイナミックにジャンプを飛んで、着地できるように。とスコアとか技術とかを飛躍的に伸びるようにという2つの意味を込めてこの漢字にしました。

ピースする伊夫伎(文2)

森口:「挑」です。今年からペア競技もやりたいと思っていますし、それに挑戦するって言う意味です。シングル競技でもプログラムをまた変えるので新しいプログラムも自分のものにできるように挑戦するって言う意味でもあります。

漢字を何にするか悩み中の森口(商3)

 

小川:私は「輝」です。主将として部を輝かせていきたいなと思っています。後輩とかを指導していく中で1人1人にいいところがたくさんあって、その良いところを伸ばして輝かせたいなって意味でこの漢字にしました。

漢字を掲げる小川

大久保:私は「支」です。マネージャーとしてはもちろん、今年は主務なので1年間部の進行とか色んなことが円滑に進むように部を支えて行けたらいいなと思っています!!

漢字を掲げる大久保(経3)

本格的に始動したフィギュアスケート部。漢字を書いている際も、談笑し合う姿が見られた。

笑いあう小川と大久保

今年のフィギュアスケート部は例年にない仲の良さ。個人競技でありながらも部員同士が支え合い、高め合い、氷上では部員1人1人が「輝」きを見せてくれるに違いない。

選手紹介

●主将:小川凛乃(文3)/試合前に聞く曲はB’zのLOVE PHANTOM

●主務・マネージャー:大久保京美(経3)/好きな曲は卒業された先輩の渾身の演技が詰め込まれたプログラムサウンド集

●森口澄士(商3)/試合前に聞く曲は2021年に使っていたショートの曲。ELTON JOHNさんのI’ m Still STanding。

●伊夫伎健心(文2)/試合前に聞く曲はLa La Land

(橋本さくら)

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