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~主将セレクション2023~ 【体操競技部】「孜孜不倦」で突き進む

 指導者がいない中、チーム一丸となって日々練習に励む体操競技部。今年度主将を務める青木(理工4)と、伊藤(理工3)が取材に応じてくれた。

左から伊藤、青木

ーー他己紹介

青木 伊藤圭樹です。彼は競技に対する姿勢が真面目で自分も尊敬したいなと思う面がある一方で、突如面白いことを言ったりもするので、一緒にいて飽きないなと思う存在です。

伊藤 青木玲実さんで、今主将されています。最初は主将になる予定はなかったんですけど、色々あって主将になるという流れになって、本人が1番不安だったし、周りも心配するところはあったと思います。なおかつ競技が大学初めで不安要素だらけだったんですけど、つとめ始めてから今までいい感じで出来ているんで、加えて競技面でも大学初めなのに周りに食らいついていこうという姿勢が見えたり練習に対しても淡々としているのを見て、最初は不安だったけど、なってみてからは全然大丈夫じゃないかという印象です。

ーー主将セレクションで選んだ理由

青木 次の主将になるのが伊藤で、自分も色んなところで頼りにしていて、考え方が達観していて自分だけが1番になるのではなくて客観視した意見が言える子なので、周りを俯瞰して見れていて自分が今1番頼りにしているという点で選びました。

ーー体操部の雰囲気は?

青木 いい意味で体育会ぽくない部分があるなと思っていて、結構みんな先輩後輩の壁がなくて、みんなで和気あいあいとして楽しみながら競技が出来ているところが他の部活と比べて印象的だと思うところです。全体的な雰囲気としては仲良くてわいわいしているというのが1番大きいところだと思います。

伊藤 僕もその点はすごく思っているところあって、その一つの要因として、サッカーとか野球はサークルがあるので部活となるとバリバリ体育会の人が集まると思うんですけど、体操部はサークルがない分、大学初めからの方も中にはいたり、その反面トップクラスの選手では日本で5本の指に入るレベルの人もいるので、楽しくやりたい人は体操を楽しんでやっていて、トップ狙いたい人は自分の練習をがつがつするというのもあって幅広いんですけど、上下関係が厳しいというわけでもなくて壁がそんなになく出来ているのが特徴だなと思います。

ーー昨シーズンの振り返りは?

青木 今まではコロナウィルスの関係で試合が開催されないことが多かったんですけど、昨シーズンはそのような影響は受けなくて全部の試合が開催されたので、今までと比べて忙しかったので、そのギャップに疲れていた選手もいるかなという印象です。でもその中でも、各自目標を持って食らいついていた印象はあるので、コロナの影響を受けずに試合に出ることが出来たという点では各自成長があった、実りのある一年だったのかなと思います。

伊藤 コロナの規制の緩和が大きくなってきたので、数年前までは試合はコロナの中でも割とあったのはあったんですけど、OBさんとの集まりや他校との交流の合宿はコロナの中ではしない傾向にあったので、それが今年あたりから通年通りまた元に戻ってきたので、去年一年を振り返ると、部活動以外のOBさんの繋がりであったり他校との交流を普段通りできてよかったなと感じます。

対談する伊藤と青木

ーー体操の魅力

青木 とにかくかっこいいところだと思います。アクロバティックな動きとか派手な動きとかがあったりするのですが、そういうところがかっこいいと思ったり、一見簡単にサラッとしているように見えるがそれができるまでには結構な時間とかいろんな努力とかが必要だったりするので、そういうところも含めて、抽象的な表現にはなるがかっこいい所だと思います。

伊藤 体操競技部は新体操と器械体操に分かれていて、器械体操は6種目あってその中でも全種目に共通して尚且つ魅力に感じるのは、少しの気持ちはタイミングとか力の入れ方を変えるだけでガラッと技が成功するようになったり、調子が悪い日はスパイラルに入るくらい何もできない日があるのに誰かの声かけ一つやアドバイスだけで、さっきまでできてなかったのが不思議に思うくらい急にできるようになるので、ダイナミックな動きをしているが意外と繊細な部分が多くて、その繊細な部分を少し変えるだけで動きとして大きく変わったりするところがあるので、そこが1番練習していて指導者がいない環境の中で自分でどう行動を変えていったらいいか考える時にそれで少しここ変えてみて成功したら、体操って面白いなと感じます。

ーー座右の銘

青木 「やらない後悔よりもやる後悔」。これは本当に思っていることで高校の時は部活に入っていなくてあまり新しいことにチャレンジする性格ではなかったのですが、大学から競技を始めて本当に新しい世界に飛び込んでいくことの面白さや楽しさにすごい気づいて本当に自分がやりたいなと思ったことは積極的にやるべきだと思いましたし、あの時しとけばよかったと後悔するよりやってからやらなかったらよかったと思う方が自分はマシだと思うので、やって初めて気づくことも学ぶこともあるので、やらずに後悔するよりはやってから後悔するべきだなとすごく今までの人生や競技歴の中で思ったことなので大切にしています。

伊藤 「その時できることを全力でする。」時間が経って急に目標ができた時に今この状況やったらこれできるようになりたい、この試合に出たいと思う時にそれまでの土台があってこその目標の立て方だと思うので、ちょうどその時に成し遂げたいと思うことがどうしても練習していると、今日しんどいなと思うこともあるが、練習時間も限られているのでそういうところでどうしてあの時サボってしまったんだろうと思うことが現に過去にもあるので、後々後悔しないためにも今日しんどいなと思う日でもできることを全力で頑張ろうと思います。

ーー今年の目標

青木 『孜孜不倦』

 途中で物事をやめず努力し続けるという意味で、大学4年間という限られた時間の中で各自が最大限の能力を発揮するには孜孜不倦の姿勢が重要になると考えているので、今年は途中でみんながだらけることなく各自の目標に向かってがむしゃらに努力し続けていきたいという意味。

(聞き手:西村早智、撮影:家村有多)

<プロフィール>

◆青木玲実(あおき・れみ)

理工学部新4年。種目は新体操。

◆伊藤圭樹(いとう・よしき)

理工学部新3年。種目は器械体操。

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