長いシーズンオフが明け、山口を中心とする新体制が幕を開けた。今回は主将山口、学年代表（新3年）を務める小倉、副務を務める石黒に話を伺った。

――2人を対談相手に選んだ理由

山口：小倉は学年代表を務めて、試合にも私と一緒に低学年から出場していて実践的な面でチームを引っ張ってくれています。石黒は来年、主務になると思うので来年のチームにおいて特に運営面で引っ張ってくれると思います。そういった意味で、来年の主力になる2人を選んだつもりです。

――小倉・石黒にとって主将の存在

小倉：主将という存在はチームの要ですし、柱なのでその柱に引っ張ってもらわないとこの体育会剣道部は運営していけない。新4回生の中で山口さんにはキャプテン心がある、そこに尽きると思います。

石黒：主将というのはチームのトップなので、全体を引っ張っていく役割が1番重要だと思います。その中で山口さんは新4回生の中で山口さん以外はいないと思えるくらいリーダーシップがある方。チームにとってなくてはならない存在だと思います。

――後輩からそういう風に思われてどうですか？

山口：そう思ってもらえてうれしい限りです。

――今のチームの雰囲気

山口：主将として見て非常に真面目な部員が多いのかなと感じています。特に新２・３回生はじめ下級生に真面目な部員が多くてそういった意味でも真面目に稽古に取り組んでいてチームを底上げし刺激を与える、下級生からは刺激をもらえます。私をはじめとする新４回生がいかにラスト1年の集大成をラストスパート頑張れるか、そこに掛かっているかなと思います。

小倉：本格的に始まったのが2月なので雰囲気はまだ分からないですが、１・２回生の底上げややる気とかを山口さんが結構引き出してくれるので、下からの良い意味での圧が出てき始めているのが良いところかな。

石黒：良い意味で軍団みたいな感じですかね。リーダーシップを取れる、楽しいだけじゃダメなので規律であったり何かしらのルールであったりだとかを敷いた上で楽しんでいくっていう雰囲気がここにはあると思います。そういった意味では堅苦しい意味での軍団というよりかは、和気あいあいかつルールを守りつつみたいな意味での軍団という感じがします。

――チームにとってどのような存在になりたいか

山口：色んな意味でチームに刺激を与えられる存在になればいいかなと思っています。主将としてチームを引っ張っていくというのはもちろんですけど、私は試合でも低学年から出させて頂いているので運営面と試合面の両方の大黒柱としてチームを引っ張っていければと。引っ張るというと少し偉そうになってしまうので、「ともに」部員たちと成長していく、そういった存在になりたいと思います。

小倉：新3回生になるということで、もう1学年下が入ってくるのである程度背中を見せれるようになりたいなと思います。背中を見せて、僕が次期キャプテンをやったとして皆がちゃんとついてこられるように。下からも上からも好かれるようになりたいです。

石黒：チームにとって必要とされる存在になりたいと思います。副務という役職をさせていただいている以上、責任なしで適当なことはできないので責任感を持ちつつ周りに頼ってもらえるような存在になりたいと思います。

――今年の目標

山口：全体目標の関西優勝を達成するためのテーマとしては「自律と執念」。自律というのは春合宿の目標にもしたのですが、関西優勝という全体の目標に対して自分が何ができるかしっかり考えて自分の目標設定する、自分が立てた目標を自分でしっかり律して淡々と取り組んでいく。それに加えて、淡々と取り組むだけではなく最後は自分たちが勝つんだという強い気持ちをもって、どれだけ熱い気持ちを持てるかだと考えています。この2つをテーマに関西優勝を必ず達成できるようにしたいと思います。

小倉：目標は団体戦で関西優勝。これに尽きます。特に言葉とかないです！

石黒：最後まで諦めない。練習もきついですし、仕事も結構振られてくるなかで最後までやり通すというのを目標に頑張りたいと思います。

　今季大切にしたいことを「自律と執念」と表した。部員全員の目標である関西優勝に向けて稽古にまい進する。

　明るい雰囲気で取材を受けてくださりありがとうございました！（聞き手：古川亜依　撮影：栗林真菜）

【プロフィール】

◆山口泰人（やまぐち・たいと）

熊本県・九州学院高等学校出身。段位は3段。今年度主将を務める。法学部新4年。

◆小倉浩介（おぐら・こうすけ）

愛知県・星城高校出身。段位は3段。今年度学年代表（新3年）を務める。商学部新3年。

◆石黒公大（いしぐろ・こうた）

埼玉県・川越東高校出身。段位は3段。今年度副務を務める。経済学部新3年。