令和6年度西日本学生レスリング春季リーグ戦
5月11・12日に堺市金岡公園体育館(大阪府)で令和6年度西日本学生レスリング春季リーグ戦が行われた。同志社からは奥村(社4)・志村(商4)・森本(理工4)・内田(商3)・小泉(商3)・安渡(理工2)・池口(スポ1)・薬丸(商1)が出場。新入部員も加わり、新体制でリーグ戦へと臨んだ。優勝を目指すも3勝2敗、2部リーグ3位で大会を終える。
1日目の1試合目は対桃山学院大戦。
志村は57㌔級に出場。一瞬の隙をとらえバックで押さえつける。その後も相手が体勢を崩したところを果敢に攻めポイント連取。終盤にローリングを決められたが、ポイント差を守り抜き勝利した。 安渡は61㌔級に出場。試合開始直後から果敢に攻め、ポイントを先取。マットに押さえつけた相手選手との攻防を制しフォール勝ちとなった。 小泉は65㌔級に出場。開始直後、相手の足をとらえるとマットへたたきつける。その後も相手に主導権を握らせることなくTスペリオリティ勝ちを収めた。 森本は70㌔級に出場。試合は互いにポイントが入らない均衡状態が続くが、パッシブによりポイント先取。その後も粘り強く攻め相手を場外へと追いやる。ポイント勝ちを決めた。 奥村は74㌔級に出場。間合いを自分から詰め、相手に主導権を握らせない。着実にポイントを稼ぎ勝利した。 内田は86㌔級に出場。序盤から積極的な攻めの姿勢を見せポイントを連取。相手の隙を見逃さずフォール勝ちを決めた。 125㌔級の池口は不戦勝。
全員が白星をつかんだ。
2試合目は対関大戦。
57㌔級に出場した志村はパッシブにより相手にポイントを先取される。しかし直後バックを決め取り返す。その後も攻めの姿勢で勝利した。
61㌔級に出場した安渡は不戦勝。
65㌔級に出場した小泉は、相手に連続でローリングを決められ敗北。
70㌔級に出場した薬丸は、低い体勢で果敢に攻めた。ローリング等でポイントを稼ぎリードするも、終盤に攻め込まれる。両肩をマットに押さえつけられフォール負けを喫した。
74㌔級に出場した奥村は開始直後相手を場外に追いやりポイント先取。しかしバックを決められ接戦が続いた。開始から3分がたとうとした時一瞬の隙をつく。連続のローリングで試合を決めた。
86㌔級に出場した内田は序盤から相手を持ち上げマットにたたきつけるなど勢いを見せる。その後も技を決め続け2分足らずで勝利した。 125㌔級に出場した池口は序盤から相手に攻め込まれフォール負け。 結果は4-3で勝利した。
3試合目は対関学大戦。
57㌔級に出場した志村は不戦勝。
61㌔級の安渡はバックを決めると相手の片足をとらえる。技をかけ続けポイント連取。10ポイント差をつけ勝利した。
65㌔級の小泉は、果敢に攻め相手をマットに押さえつける。しかし連続でローリングを決められ敗北を喫した。
70㌔級に出場した森本は、バックからのローリングで一挙8ポイントを先取。わずか30秒でフォール勝ちを決めた。
74㌔級に出場した奥村は不戦勝。
86㌔級の内田は不戦勝。 125㌔級の池口は序盤ポイントを先取されるも粘りを見せる。果敢に攻めるも相手の勢いを止められず敗北した。 結果は5-2で勝利した。
初日全勝で流れに乗る同志社。2日目の1試合目は対中京学院大戦。ここで勝利をつかむと一気に優勝へ近づく。昨年は1部所属だった強豪校相手に気合十分で臨んだ。 57㌔級に出場した志村は序盤から果敢に攻め込む。順調にポイントを重ねると、相手の隙をついてフォール勝ち。盛り上がるチームにガッツポーズで応えた。
61㌔級の安渡は相手に体勢を崩されるも持ち直し投げ返してみせた。ポイントを先取し流れに乗ると、次々に技を決めTスペリオリティ勝ちを収めた。
65㌔級の小泉は、両者譲らぬ熾烈な攻防戦となる。最後の1秒まで諦めずに技をかけ続けたが1ポイント差が縮まることなく敗北した。
70㌔級に出場した森本は、相手に片足をとられポイントを奪われる。勢いづいた相手とのポイント差は縮まらず敗北。
74㌔級の奥村は開始直後相手に4ポイントを与えてしまうが積極的な攻めで食らいつく。しかし、相手の攻撃を止められず敗北。
86㌔級の内田は序盤パッシブで相手にポイントを与えてしまう。しかし、場外に2度も追いやる粘り強い攻めの姿勢を見せ勝利をつかんだ。 125㌔級の池口は序盤から相手に攻め込まれる。反撃できず敗北を喫した。 結果は3-4で敗北した。
リーグ戦最後の試合は対南九州大戦。
57㌔級に出場した志村はバックからのローリングで4ポイントを奪う。その後も相手の片足をとらえてフォール勝ちを決めた。
61㌔級の安渡は相手の腰をつかんで持ち上げるとマットにたたきつける。足をつかんだローリングでポイントを重ね勝利した。
65㌔級の小泉は、場外に押し出しポイントを先取すると相手の片足をつかんでマットにたたきつける。その後も技を決め続け勝利をつかんだ。
70㌔級に出場した森本は、マットに両肩を押さえつけられフォール負け。
74㌔級の奥村は均衡状態が長く続く。相手を場外に押し出しリードを奪うも、試合終了間際にバックを決められ惜しくも敗れた。
86㌔級の内田はパッシブでポイント先取するも、体勢を崩したところを攻め込まれフォール負け。 125㌔級の池口は連続でローリングを決められ敗北を喫した。 結果は3-4で敗北した。
ここ数年1部への昇格を目指し奮闘を続けている同志社。そのためにはリーグ戦での優勝が必要である。年にたった2回しかないチャンスに焦点を定めて日々の練習に取り組んできた。「実力不足。練習の質を高めたい」(奥村)と主将は今大会の結果に悔しさを滲ませた。各々が課題と向き合ってレベルアップを図り、次こそ優勝をつかみとれ。(金井莉子)