関西学生ラクロス交流戦

　6月21日、関西学生ラクロス交流戦が鶴見緑地球技場(京都府)にて行われた。同志社は近大と対戦。第1Qから点差を作り、相手を引き離した。試合中盤、思うように得点を重ねられない場面も見られたが、最後までリードを守りきり、見事14-4で勝利した。

　「全員で戦って、全員で勝ち切ることを目標とした」(玉置・政策4)。リーグ戦前の最後の公式戦で、全員が力を発揮できるよう強い志を持って挑んだ。

　同志社ボールからスタートした第1Q。勢いに乗ってゴール前へ進んだ。本久がワンを仕掛け、シュートは打たずに、岩口(政策3)へとパスを回した。そして岩口はシュートを確実に決め、試合開始1分も経たないうちに先制点を獲得した。その後もゴール裏の駆け引きや、スピードのあるパス回しで相手ディフェンスを惑わせ、4連続得点に成功した。「1Qから得点を重ねることができ、いい入りだった」(玉置)。相手に攻撃する隙を与えず攻め続け、5-0で第1Qが終了した。

　第2Q、相手の反撃が始まった。しばらくの間相手のポゼッションが続き、何度もシュートを打たれてしまった。相手のワンとフリシューが決まり、3失点を許してしまう。同志社のクリアでのパスミスや判断ミスが響き、点差を一気に縮められた。しかし、試合時間残りわずかというところで鴨河が2枚の相手ディフェンスを華麗に抜き去り、鋭いシュートを放った。なんとか4点のリードを保ったまま、試合を折り返した。「流れが落ちてしまったところが課題に上がった」(玉置)。

　再びギアを上げていきたい第3Q。開始早々、羽場(生命3)がワンを仕掛けたがシュートは決まらない。しかし攻撃は終わらない。白井のカットインに合わせて、ゴール裏からパスを繋ぎ、ゴールネットの際をつくナイスコースで追加点を挙げた。さらにフリシューを確実に決め、リードを広げた。流れに乗りたいところだったが、同志社にカードが出てしまい、人数的に不利な状況となった。その後両者とも1点ずつ獲得し、10-4で第3Qが終了した。

　最終Q、開始1分のところで本久がゴール前で空いている伊吹(社4)にパスを出し、確実にシュートを決めた。広い視野と正確な判断が得点につながった。その後両者ともシュートは決まらず、なかなか得点は動かない。しかし開始10分、羽場が裏からワンで得点を決めた。その後ナイスシュートが見られ、相手を大きく引き離した。結果14-4で勝利した。

「一人一人の経験値を上げることができた」(玉置)。次戦は長年のライバルである関学大戦。開幕戦に向けて、今回上がった課題を克服し、チーム全体のレベルを引き上げると誓った。(文責・津田花暖、撮影・益野瑛真)