2023関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2
10月7日にMKタクシーフィールドエキスポ(大阪府)で2023関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2、対神戸学院大戦が行われた。前回に引き続きコールドゲームとなり、41-0で白星を挙げた。
連勝を続けているワイルドローバーは、この試合も気合十分で臨んだ。同志社が先行でスタートし、開始早々#28戸島(スポ4)がディフェンスを交わし、ランプレーで13ydゲイン。その後も#15佐々木(商3)のパスが成功し、同志社の攻撃が続く。第1Q残り5分51秒、#28戸島のランプレーで6ydゲインし、ゴールまで6ydとなった。しかし、セカンドダウン、サードダウンともにパスが不成功となり、攻撃はフォースダウンにもつれこんだ。#45高本(法4)がフィールドに立つ。ゴールにうまく入ったかと思われたボールはわずかにずれ、得点にはつながらなかった。気持ちを切り替え相手の攻撃が始まると、ディフェンス陣の堅い守りが目立つ。1度もファーストダウンを奪われることなくフォースダウンへ試合を展開。パントキックを選択した相手のボールを#11泉(スポ4)が48ydのリターンを成功し、オフェンス陣を活気づけた。ファーストダウンは#28戸島、セカンドダウンは#13樋口(商2)がランプレーを成功させ、攻撃を続ける。残り42秒のところで#13樋口がTD(タッチダウン)を決め、先制点を奪った。「観客からの歓声とかもめっちゃ聞こえて、ワイルドローバーのみんなも、めっちゃ喜んでいたので、本当に嬉しかった」(樋口)。公式戦初得点に喜びをかみ締めた。#45高本のキックも成功し、7-0で第2Qを迎える。
第2Qも同志社の攻撃は止まらない。開始約2分、#28戸島が空いているところを走りきりTDを獲得。キックも成功し、7点を稼ぐ。攻守交代となるも、相手のミスが目立ちわずか1分で同志社の攻撃が再び始まった。#15佐々木から#88平船(商4)のロングパスが成功し、約60ydのゲイン。「やっと回ってきたパスなんで、自分が1ydでも前に進めようって思って、必死に走っていました」(平船)。その後再び#15佐々木から#88平船のパスが成功し、そのままTDを決めた。今試合3度目のキックを任された#45高本も安定感のあるキックでゴールを決め、またも7点を追加。その後、#38永田(経3)がキックオフで相手陣2ydまでキックを伸ばし、相手は攻撃をスタート。#31野田(法4)のタックルで相手の攻撃を阻むと、フォースダウンで相手はパントキックを選択。オフェンス陣の勢いは止まることなく、#21西川(政4)がファーストリターンTDに成功する。「僕自身だけじゃなくて、一人一人のブロックであったり、個人の修正っていうのが結果につながった」(西川)と自身のプレーを振り返った。第2Q終了間際、#45高本のFG(フィールドゴール)も決まり、31−0で前半を終える。
#38永田のキックオフで始まった第3Q。堅いディフェンスで相手にファーストダウンを許さない。残り3分16秒、#15佐々木がTDを再び獲得し、点差を37点に広げる。ここで35点差以上がついたため、大会規定によりコールドゲームとなった。相手の意向により試合は続行されたものの、第4Q開始直後#45高本のFGが決まり試合終了。41−0の無失点で快勝を遂げる。
今試合では、今まで課題とされてきたパスの成功率が上がり、チームとしての団結力が増した。「シーズン後半になっていくにつれて、強いチームが増えていくと思うので、油断せずに、一勝一勝積み上げていきたい」(泉)。次戦は京産大との一戦。現状に満足せず、さらなる飛躍を誓う。 (文責:沼野涼音、撮影:勝部健人)