第74回全日本学生バドミントン選手権大会

10月10日、東スポーツセンター(愛知県)において第74回全日本学生バドミントン選手権大会が行われた。シングルスの個人戦が開催され、播摩(商3)、梅田(スポ2)、藤本(スポ4)がエントリー。梅田がベスト16に進出した。

ダブルスにおいて無類の強さを誇る播摩は、専修大の相手を前に試合開始直後から苦戦を強いられた。シーソーゲームを展開し、第1セットは2点リードでインターバルを獲得。一進一退の攻防を繰り広げるも、後半に大量点を獲得され16－21でこのセットを落とした。続く第2セット。第1セット同様、シャトルに喰らいつき貪欲に得点のチャンスを伺う。しかし、またしても試合終盤に6連続得点を許して15－21で試合は終了。初戦敗退となった。

一方、藤本は北翔大と激突。初戦は相手の攻撃的なショットに苦しんだが、持ち前のフットワークを生かして要所で得点を重ねる。21－18、21－19で熾烈(しれつ)な戦いを制し、藤本が2回戦に駒を進めた。

迎えた2回戦の相手は日体大。第1セットから対角を狙ったスマッシュが決まり、得点を量産した。しかし、相手に脅威の粘りで追い上げられ、主導権を握られる。15－21でこのセットを落とし、第2セットに全てを懸けた。7－4の場面で相手に9連続得点を許すと、形勢逆転。その後は点差を覆すことができず15－21で敗れた。

この日、1番の活躍を見せたのは梅田。2回戦までストレート勝ちを収め、最高のコンディションで3回戦に挑んだ。対する相手は北翔大。第1セットは序盤から相手のペースで試合が進んだが、梅田が意地を見せ20－20に。最後は3連続得点を決め、23－21でこのセットをものにした。第2セットも勢いそのまま、試合開始直後から6連続得点を決めると、失速することなく21－13で勝利を収めた。

全国の強豪たちに厳しい戦いを強いられたものの、「自分のプレーができた部分もあった」(藤本)と一定の収穫を得た。さらに上を目指すべく、この経験を力に変える(文責・小野理紗、撮影・西川有人)

【試合結果】

播摩(商3) ★ 0(16-21、15-21)2専修大

梅田(スポ2)☆ 2(21-13、22-20)0作新学院大

藤本(スポ4)☆ 2(21-18、21-19)0北翔大

梅田(スポ2)☆ 2(21-19、21-18)0京産大

藤本(スポ4) ★ 0(15-21、15-21)2日体大

梅田(スポ2) ☆ 2(23-21、21-13)0北翔大