2023関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2
10月21日に王子スタジアム(兵庫県)で2023関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2、対京都産業大戦が行われた。38一0で勝利を収め、開幕4連勝を飾った。
第1Q、同志社のキックオフ、相手のリターンで試合が開始。DF陣の守りが光り、攻撃権はすぐさま同志社へ移る。#28戸島(スポ4)のランプレーで5ydのゲインを奪う。セカンドダウンではパスが失敗するも、サードダウンではファーストダウンに続き、#28戸島のランプレーで9ydのゲイン。その後は、#15佐々木(商3)の的確なパスで相手陣20ydのところまで追い詰める。6分が経過したとき、#15佐々木から#88平船(商4)への約12ydのパスが成功。そのままゴールへと突き進み、TDを奪った。#45高本(法4)のキックも成功し、7点を先制。「OFが最初のシリーズでTD取ってくれたんで、DFもキッキングもその流れに乗っていく形になったので1番理想的なゲームの始まりだった」(高本)。前戦の課題を克服し、立ち上がりから良いスタートを切った。続いて相手陣30yd付近から相手の攻撃が始まると、パスを阻止できずファーストダウンが次々と奪われる。残り1:12、#5竹島(政策2)のタックルにより3ydのロスを奪うと相手はフォースダウンでFGを選択。失敗に終わり、自陣29yd付近から同志社の攻撃がスタートする。ファーストダウン、#28戸島が62ydを走り抜けるランプレーを披露し会場は盛り上がりを見せた。ここで第1Qが終了。ゴールまで残り8ydのところから第2Qが始まった。得点を重ねる大きなチャンスをものにしたのは、#49荻原(経4)。#15佐々木からのパスボールをしっかりとキャッチし、TDに成功した。#45高本も安定したキックで7点を追加し、点差を広げる。攻撃権が移ると、22ydのパスを成功させるなど相手も黙ってはいない。次々とファーストダウンを更新する中、#41小島(法4)の活躍が光る。力強いタックルでノーゲインに抑え、攻撃権を奪取。その後は#28戸島のランプレー、#15佐々木の的確なパスを中心にファーストダウンを更新し、残り約3分のところで#15佐々木から#3加賀のTDパスが決まる。またも7点を追加し、21―0とした。相手の攻撃に代わると#18岩村(スポ4)のタックルで4ydのロスを奪い、一度もファーストダウンを更新させない。残り50秒から同志社の攻撃が始まると、挑戦的なパスも不成功に終わり前半が終了した。
相手のキックオフ、同志社のリターンで第3Qがスタートする。#13樋口(商2)の中央をつくランプレーが目立つも、QBサックにより6ydのロス。ファーストダウンを更新できず、相手陣33yd付近から相手の攻撃が始まるもDF陣の活躍によりすぐさま攻撃権が返ってくる。ここでも#15佐々木の好プレーが光り、ゲインを重ねる。#28戸島が28ydのランプレーを見せると、#26久場(法3)が12ydのゲインを奪い、TD。4度目のTDに成功し、点差を28点にする。続く第4Qでも、8:26のところで#17原田(生命1)から#89小杉(社1)への20ydのパスが成功。#38永田のキックも成功し、7点を追加した。ゲインをほとんど奪われず同志社の攻撃に戻るも、ファーストダウンを更新できずDF陣に場が託される。期待通り、#18岩村がQBサックで7ydのロスを奪うと#31野田(法4)のタックルでノーゲインに抑える。残り1:23のところで#38永田の約12ydのFGが決まり3点を追加。最後は#97松田航(スポ4)のタックルで大きなロスを奪い試合が終了。38―0と大きな点差を広げ、快勝を収めた。
開幕4連勝を収め、着々と勝利を重ねるワイルドローバー。「目標は日本一なので、常にベストな試合ができるようにやっていきたい」(橋詰ヘッドコーチ)。次戦からリーグ上位の戦いが繰り広げられるが、培った実力を最大限に発揮し連勝を重ねろ。(文責・藤田桃江、撮影・沼野涼音)