アメリカンフットボール部
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【アメリカンフットボール部】正念場で今季初黒星

2023関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2
 11月4日に王子スタジアム(兵庫県)で2023関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2、対桃山学院大戦が行われた。接戦が繰り広げられたものの14一17で敗北し、今季初の黒星となった。

 首位対決となった今試合。「相手のレベルが上がっていくからここからが勝負」(佐々木・商3)と意気込みフィールドに立った。第1Q、相手のキックオフ、同志社のリターンで試合が開始。#11泉(スポ4) が21ydのリターンで自陣21yd付近から攻撃がスタートする。開始直後は、両者ともにOF陣の息が噛み合わずファーストダウンを奪えない。流れを変えたのは#81吉森(スポ1)。#15佐々木 からの約25ydのパスをキャッチしファーストダウンを奪うと、#13樋口(商2)が4ydのランプレーを見せる。しかし、チャンス場面でのミスが目立ち攻撃権が交代。DF陣の守りで相手のパントが蹴られると#21西川(政策4)がゴールまで約10yd地点走り抜き、約60ydのリターンに成功する。#21西川の好プレーで会場を湧かせると、残り40秒、#15佐々木から#88平船(商4)へのTDパス、#45高本(法4)のキック成功で7点を先制。「どの試合でも自分が一番活躍すると思って臨んでいるので、先制点を取れてよかった」(平船)。プレーへの強い思いが得点につながった。

パスをキャッチした平船
ボールを持つ樋口

 続く第2Qでは開始早々、44ydのパスを決められ油断が許されない状況に。勢い止められず22ydのTDパス成功で7点を返された。反撃を図るもファーストダウンを奪えず苦しい状況が続く。残り2分48秒、#15佐々木のパスをインターセプトされ自陣28ydから攻守交代。DF陣のタックルでノーゲインに抑える場面が見られるも、パスを防げない。残り2秒のところでTDを奪われ、7一14で前半が終了。今季初のリードを許した状態で勝負は後半戦へ持ち越された。

パスを出す佐々木

 第3Qは、#38永田(経3)のキックオフ、相手のリターンで試合が再開する。開始10秒、相手のQBが渡したパスを#7大田原(GR1)がインターセプト。流れが同志社に舞い込んだように見えたが、直後にQBサック、パスミスが続きチャンスをものにできず攻撃権は相手へ。ファーストダウン更新が続き、残り3分29秒、フォースダウンで27ydのFG成功で点差を10点差に広げられる。それでも#11泉が相手のキックオフしたボールを50ydのリターンに成功し、チームを奮い立たせた。2度のファーストダウンを更新するも、強いタックルで#15佐々木が体勢を崩しそのままインターセプト。「僕の不必要なインターセプトでリードを許してしまった」(佐々木)と自身のミスを重んじた。攻撃権は再び相手に渡されたが、#90渡邊(スポ4)、#97松田(社4)がQBサックに成功し攻守交代。ここから同志社の反撃が始まる。#15佐々木から#6向井(スポ4)、#26久場(法3)へのパスがそれぞれ決まり、ファーストダウンを更新。#13樋口も26ydのドロープレーに成功し、ゴールまで残り12yd地点まで上り詰めた。最後は#88平船がパスを受け取りそのままTD。#45高本のキック成功も合わせ7点を追加し、点差を3点まで縮めた。相手の攻撃が始まるも、DF陣の巧みなパスカットでファーストダウン更新を阻止。パントがミスキックとなり、相手陣37ydからラストスパートが始まった。しかし、OF陣の策略が相手に読まれ、ゲインを中々取れず攻撃が終了。残り1分21秒のところでインターセプトを取られるなど相手DFに抑えられ、追加点を挙げられない。最後まで点数を重ねることができず、14一17で敗北となった。

リターンを試みる泉

 部員全員が正念場として臨んだ今試合で今シーズン初の敗北を味わったワイルドローバー。「まだまだ自分たちのチームが未熟だった。負けてしまったけど落ち込むことはないので次に向かって練習していきたい」(泉)と言葉を詰まらせながら、次戦への気持ちを表した。1部昇格のためにはこれ以上負けは許されない。残り2戦を勝ち切り、入れ替え戦への切符をつかみ取れ。(文責・藤田桃江、撮影・沼野涼音)

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