アメリカンフットボール部
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【アメリカンフットボール部】伝統の一戦で悲願の勝利果たした

今出川ボウル2024

 4月27日に京都大学農学部グラウンドで今出川ボウル2024が行われた。京大との伝統の一戦を21-14で勝ち切り、17年ぶりに京同釜を奪還。佐々木組初戦で好スタートを切った。

円陣を組む選手たち

 試合は同志社のキックオフで開始。第1Q序盤、#15佐々木(商4)がパスを成功させ、ファーストダウンを更新する。その後相手の反則により、エンドゾーンまで約8yd。#26久場(法4)がランプレーでTD(タッチダウン)を決め、先制点を奪った。#38永田(経4)もキックを成功させ、追加点を獲得。「立ち上がりからTDを取れたことは収穫になった」(佐々木)。その後、京大の攻撃になるも、#35三島(理工3)のインターセプトにより同志社の攻撃が再び始まった。#32内藤(文情3)がランプレーでファーストダウンを更新。第1Q終了間際、#15佐々木から#86羽生(スポ2)のロングパスが成功したかのように見えたが、惜しくもサイドラインを超え無効。7-0で第1Qを終えた。

ボールを持つ内藤

 続く第2Qは流れをつかまれ、相手のランプレーを阻むことができない。そのままTDを奪われ同点まで追いつかれると勝負の行方は後半戦に託された。

 第3Qは#87脇田(スポ3)のリターンで相手陣20ydから試合が再開する。開始約3分、#13樋口(商3)が44ydのロングランでTD。「このプレーを1番練習していて、それがうまくいったので、本当に嬉しかった」(樋口)。ビッグプレーを振り返り、喜びを表した。

 試合は終盤、残り4分30秒のところで相手のパントキックをキャッチすることができず、京大の攻撃が続く。しかしその後、ミスをカバーするようにディフェンス陣が奮闘。#22山本(法3)のインターセプトにより、同志社の攻撃に切り替わった。「誰よりも強いボールへの執着心がインターセプトにつながった」(山本)と強い気持ちをあらわにした。

 残り2分19秒、#13樋口が相手のディフェンスを巧みに交わし、65ydのロングランで2度目のTDを決めた。会場内も最高潮の盛り上がりを見せ、チーム全体を活気づけた。その後京大にランプレーを許したものの、第4Q開始わずか30秒で#5竹島(政策3)のインターセプトにより、再び同志社の攻撃が始まった。#15佐々木、#83小林(社2)、#13樋口のランプレーで着々と攻め入り残り7分19秒、ギャンブルを選択するもボールをキャッチすることができず攻守交代。そのまま相手の攻撃を止めることができず、追加点をあげられた。しかし、ワイルドローバーも黙ってはいない。残り45秒で#0中村(スポ3)のインターセプトにより再び同志社に攻撃権がまわると、相手にボールを触らせることなく試合が終了。合計3度のTDを奪い、21-14で京大に白星を挙げた。

パスを出す佐々木
インターセプトを決めた竹島

 伝統の一戦での勝利は確かな自信となった。しかし、「最後の細かい部分を詰め切れていなかったっていうのが、今回の試合で課題として出た」(佐々木)と主将としてチームをいち早く分析。「次の試合からは本来僕たちがやりたかったことをもっと発揮して、圧勝できるようなチームを作りたい」(佐々木)。一つ一つの課題を克服し、目標の「日本一」へ歩み続けろ。(文責:沼野涼音、撮影:河村柚希、駒嶺錬)

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