4月28日、おおきにアリーナ舞洲(大阪府)で第72回関西学生剣道選手権大会、第54回関西女子学生剣道選手権大会が開催された。男子は手島(経3)が第3位、小倉(商4)、北川(経3)、橋本(スポ2)がベスト16入り、女子では塚田(商3)がベスト16入りし、全日本出場権を獲得した。
女子はベスト20以上で全日本への出場が決まる。御手洗(商4)、小船井(スポ4)、塚田(商3)、堀(法3)、関(社3)、二上(スポ2)、高橋(経1)の7人が出場した。
関を除く6人が挑んだ2回戦。それぞれ拮抗した戦いを見せるも、なかなか一本を奪うことができない。高橋、小船井、昨年ベスト8入りした御手洗が敗退。
その後、昨年全日本大会出場権を獲得した堀が3回戦敗退。4回戦では二上が一本負けを喫し、塚田が5回戦へと駒を進めた。ここまで塚田は相手が技を出してくる隙を狙い、一本としてきた。しかし5回戦では自身の強みを生かすことができず一本負け。ベスト16でコートを去った。「強い気持ちで自分のペースを崩さなかった」と振り返った。
一方の男子はベスト32以上で全日本進出が決まる。小倉、菅原(経4)、渡會(法3)、北川、手島、野田(経3)、渡邉(スポ3)、加藤(商2)、藤﨑(商2)、北井(スポ2)、橋本の11人が出場した。
1回戦では加藤と野田が敗退。加藤は昨年全日本に出場していたため、予想外の敗退に応援に駆けつけた部員も驚いた様子であった。2回戦では5人の選手が3回戦へ進出。4回戦では小倉、北川、手島、橋本が勝利を収め、この時点で全日本出場が確定した。
迎えた5回戦。集う関西の猛者を相手に厳しい戦いを強いられる。小倉、北川、橋本は敗退し、ベスト16で試合を終えた。小倉は「集中力が途切れ、足が止まってしまったところを打たれた」と敗因を分析。今後の稽古では集中力を鍛えることを課題に挙げ、全日本での挽回を誓った。
初の準決勝に進んだ手島。ここまで延長にもつれこむ接戦をものにしてきた。しかし、相手にリードされ負けを喫した。それでも「ベスト4入りを目標としてきたのでうれしい」と喜びをあらわにした。
5人が全日本大会出場権を獲得した。全日本までに残された期間は約2か月。関西大会での反省を糧に稽古を重ね、上位進出を目指す。(古川亜依)