2024関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2
10月5日にMKタクシーフィールドエキスポ(大阪府)で2024関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2、対追手門学院大戦が行われた。開始直後から同志社のペースで試合が進み、第3Q序盤で34-0とする。連盟規定によりコールドとなり、開幕節から勢いそのままに3連勝を飾った。
#38永田(経4)のキックオフ、相手のリターンで試合が開始する。ファーストダウンを1度も許さず、相手のパントキックを#83小林(社2)が25㍎リターン。敵陣35㍎地点から#26久場(法4)がランプレーで20㍎をゲインすると、フォースダウンで永田がFG(フィールドゴール)を決め3点を先制した。残り5分48秒には、#91馬込(法2)が屈強な体で相手のFGを阻止し、会場を沸かせる。流れが完全にワイルドローバーにわたると、ここでも小林が決めた。素早い足並みで、68㍎を独走しゴールラインを超えた。「今日も全員がラインを取ってくれたので、みんなのおかげでとれたTDだった」(小林)。永田のキックも成功し、7点を追加。また残り4分15秒、#9加藤(政策3)がQBサックでロスを奪い、攻撃権は同志社へ。セカンドダウンには、#32内藤(文情3)が39㍎を走り切りTDを奪った。しかし、これだけにはとどまらない。残り1分32秒、久場が18㍎のランプレーで前進し、その後のファーストダウンでも19㍎のランプレーを見せTD。最後までチャンスを無駄にせず、24-0と大きく点差をつけ第1Qを終えた。
「みんなに秋シーズンの試合経験を積んでもらおう」(佐々木康)。大きく出場メンバーを変え臨んだ第2Qでは、開始約2分に#17原田(生命2)から#88三浦(商1)への49㍎のTDパスが決まる。「きれいなパスを出してくれた原田さんに感謝したい」(三浦)と次期エースQBのプレーを称賛した。相手の攻撃が始まるも、#25佐野(スポ3)がインターセプト。しかし、相手DF陣のタックルに耐えきれず合計15㍎のロスを奪われる。フォースダウンには、永田が29㍎のFGに挑戦するも失敗。その後は終盤まで一進一退の攻防戦が続くも前半残り15秒、#27中川(法1)がランプレーで57㍎ゲインし勝負を動かした。あと一歩届かず得点にはつながらなかったが、相手を無得点に抑え31-0とした。
後半戦は30点差がついていることから、連盟規定により20分マッチで行われた。セカンドダウンでは、原田がQBランで5㍎をゲイン。サードダウンでも、原田から#18米田(文情1)への7㍎のパスが通る。また、#24大島(理工1)のランプレー、原田から三浦へのパスで合計17㍎前進。最後まで勢いが衰えることなく、永田のFGでさらに得点を重ねる。34-0となった時点で試合終了となり、2戦連続コールド勝ちを収めた。
「次の試合もしっかりと相手に対して120%の力を出せるようにしたい」(佐々木康)。次節でも役割を全うし、ワイルドローバーは目標達成まで走り続ける。(藤田桃江)