2024年度全日本学生柔道体重別選手権大会(男子43回 女子40回)
10月5、6日の2日間にわたり行われた学生日本一を決める全日本学生柔道体重別選手権大会。伝統ある日本武道館(東京都)に各地方から強力な選手たちが集った。同志社からは73㌔級に外村(政策4)、81㌔級に瀬戸(社4)が出場。健闘を見せるも悔いの残る結果となった。
外村の1回戦目の相手は岡山商科大の西岡。深く一礼し強い覚悟を持って試合会場に足を踏み入れた。「武道館ということもあってめっちゃ緊張していた」(外村)と試合を振り返るも、圧巻の試合を披露。開始1分弱、左足を力強く相手の足にかけた。大内刈りを決め技ありとなり、優位に試合を進める。その後は両者とも積極的に攻撃を仕掛け、拮抗した状態になるも外村が一歩前に出た。子外刈りをかけ、一本勝ち。好調なスタートを切った。2回戦目の相手は日大の太田。互いに技をかけ合い、一進一退の攻防戦が繰り広げられる。GS(ゴールデンスコア)までもつれ込み体力がすり減る中でも、外村の集中力は切れず果敢に攻めた。しかし最後は指導を3回取られ、一本負け。「相手の手足が長く、懐に入りにくかった」(外村)。難敵相手に奮闘するも、外村の挑戦は幕を閉じた。
一方キャプテンの瀬戸は2回戦からの出場となった。瀬戸にとって今試合で引退となる。対峙(たいじ)したのは日大の及川。初戦を勝ち上がり、勢いに乗った相手は一枚上手だった。なかなか技が決まらず、指導が重なる。終始思うように試合が進まず、3つ目の指導が言い渡され一本負け。最後の試合は無念の敗北となった。
次戦は10月19、20日にベイコム総合体育館(兵庫県)にて行われる全日本学生柔道体重別団体優勝大会が控えてる。「この負けがあったから勝てたと思えるようにあと2週間詰めてめっちゃ強くなります」(外村)。最後となる団体戦に向け、強く意気込んだ。2週間でさらなる成長を遂げ、同志社柔道部に新たな歴史を刻む。(早川京)