関西学生ハンドボール秋季リーグ戦
10月5日、関西学生ハンドボール秋季リーグ戦が天理大学杣之内第一体育館で行われた。相手は今年8月に行われた西日本インカレの覇者である大阪体育大学。「自分たちがやってきたことを全部出して、春から培ってきた力を発揮したい」(野崎・理工4)。格上の相手ながらも実力を出し切りたいと果敢に挑んだ。
前半1分、先制点を梅村(商4)が決めた。相手も負けじと点を決め、序盤は点の取り合いが続いた。前半11分までは6-6の混戦状態。しかし、4連続失点し、前半13分同志社がタイムアウトを要請した。タイムアウト明けには市場(商3)が速攻で点を決め、さらに根間(経3)がサイドシュートを決め必死に巻き返す。
シュートを決める根間(経3)
前半19分には10-11の1点差まで追い詰めた。しかし、脅威の6連続点を献上。簡単なミスから速攻で点を取られ流れを渡してしまった。不穏な空気を断ち切ったのは熊沢(文情2)。高身長を生かしたステップシュートを決めた。しかし流れを取り戻すことができず11-22で前半を終えた。
ハーフタイムの様子
続く後半。同志社の反撃が始まった。後半3分、平(商3)が点を決めると全身で喜びを表し会場も盛り上がりを見せた。
ガッツポーズをする平(商3)
さらに後半4分、上村(スポ3)が速攻やサイドシュートで3得点を挙げ活躍。また、センターポジションの長島(法4)が4得点を決め、チームの底上げを図った。
センターでボールを回す長島(スポ4)
「ハーフタイムで気持ちを切り替えて戦うことができた」(野崎・理工4)。後半24分、市場(商3)が2得点を挙げ最後まで諦めない姿勢を見せた。
シュートを放つ市場(商3)
速攻で速いテンポで点を取る体大に対し、セットプレーで着実にボールを回し点を奪う同志社。後半はミスが少なくシュート率を高くキープした。しかし、追いつくことはできず31-39で敗北を喫した。
「後輩の怪我などで4回生の出場機会が比較的多くなったが、特に長島(スポ4)が活躍してくれたり、4回生の勢いがあってそこが良かった」(野崎・理工4)。敗北したものの後半のみの点数では20-17。強豪相手に屈することなく、最後まで粘りを見せた。次戦は春季リーグ戦で優勝している関西学院大学。最終戦を笑顔で締めくくれるよう強豪に挑む。
(木田恋菜)