アメリカンフットボール部
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【アメリカンフットボール部】リーグ無敗で念願の入れ替え戦へ

2024関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2

 11月30日にたけびしスタジアム京都で2024関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2、対大阪公立大戦が行われた。前節で入れ替え戦の切符を手にし、無敗で最終節を迎えたワイルドローバー。序盤から得点を挙げ、28-3で勝利を飾った。

 試合開始30秒、#15佐々木康(商4)から#87脇田(スポ3)へのパス、#32内藤(文情3)のランプレーで合計35㍎をゲインする。また、佐々木康から吉森(スポ2)へのパス、#26久場(法4)のランプレーでさらに合計18㍎前進。続けて佐々木康から#86羽入(スポ2)へのパスで、エンドゾーンまで残り18㍎となった。最後は佐々木康から吉森へのTD(タッチダウン)パスが成功。「佐々木さんとのアイコンタクトというか、2人とも同じ思いでプレーできたので、あのTDが生まれた」(吉森)。#38永田(経4)のキックも決まり、先制点を挙げた。

パスを出す佐々木康

 しかし相手の攻撃が始まると、パスを阻止できず残り10㍎地点まで攻め込まれる。サードダウンで#9加藤(政策3)がQBサックで4㍎のロスを奪うも、フォースダウンで敵陣はFG(フィールドゴール)を成功させ3点を献上した。その後はシーソーゲームが繰り広げられ、相手に攻撃権が渡ったまま第2Qへ。

 第2Q開始4分24秒、#1福本(法4)が相手のボールをインターセプト。直後に佐々木康から羽入へのロングパスが成功し、43㍎ゲインする。そして佐々木康から#89小杉(社2)へのパスと小杉のランで、ゴールラインまで駆け抜け追加点を獲得。「迷わず思いっきり行けということを佐々木さんから言われた」(小杉)。主将の助言もあり、果敢なプレーで点差を広げた。残り3分22秒には、#22山本(法3)がインターセプトに成功。続いて#83小林(社2)がランプレー、佐々木康から吉森へのパスで合計21ヤード前進するも、得点には至らず前半が終了した。

ボールを抱える小杉

 第3Q開始2分38秒、自陣30㍎地点から久場のランプレーで20㍎をゲイン。そして、佐々木康から吉森へのパスで敵陣15㍎地点まで突破する。残り6分50秒に永田が8㍎のFGを選択するも、相手の反則により敵陣4㍎地点からファーストダウンが再開した。チャンスを生かし、佐々木康が羽入へパスを出す。「いつも通りを意識してやった」(羽入)。期待通り羽入がパスを受け取り、エンドゾーンにボールを押し出した。第3Q残り1分29秒、永田が約34㍎のFGに挑戦するも惜しくも失敗。だが、残り13秒に#10平野(理工2)がインターセプトで再び同志社に流れを引き寄せた。

インターセプトを決めた平野

 このまま勝ち切りたい同志社。開始直後に久場が13㍎のランプレーを見せるも、佐々木康がQBサックを受け7㍎のロスを奪われる。相手の攻撃が始まると、フォースダウンでギャンブルに失敗し自陣40㍎から攻撃が再開。直後に久場が相手の隙を見抜き、48㍎のランプレーで一気に敵陣12㍎まで近づく。しかしまたも、佐々木康がQBサックを受け10㍎をロス。永田もFGに失敗するが、残り5分10秒に福本が今試合2度目のインターセプトで攻撃権を奪い取る。また残り3分39秒に、佐々木康からのパスを羽入がキャッチしTD。相手DF2人につかまれながらもボールを抱え、会場を盛り上げた。残り1分36秒には、#56白木(商3)がQBサックでDF陣の力強さを見せつける。「今日は最終戦なので、ビッグプレーとかをDFとして意識してやってたので、サックができて良かった」(白木)。最後まで集中力を切らすことなくリードを守り抜き、28-3で試合が終了した。

 「負けなしでシーズンを終えることができてとても良かった」(羽入)。最終節でも勝利を飾り、今リーグ戦無敗を達成した。残すは2週間後に控える入れ替え戦のみ。「自分たちは日本一のチームを作るっていうことで1年間スタートしたので、全ての試合を含めて通過点に過ぎない。また次も自分たちのやるべきことをしっかりやって、勝ち切って終わりたい」(佐々木康)。今季を笑顔で締めくくるべく、必ず1部昇格を成し遂げろ。(文責・シンウンス、撮影・沼野涼音、益野瑛真)

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