4月2日、同志社大学京田辺キャンパス洋弓場(京都府)で女子第58回関西学生アーチェリーリーグ戦が開幕した。出場メンバーは上原(スポ4)、武内(スポ4)、竹澤(スポ3)、竹中(生命3)、関根(スポ2)、鈴木(スポ1)。京大と対戦し、トータル1948-1748(上位3名の合計点数)で勝利を収め、好スタートを切った。
4年振りとなる対面でのリーグ戦。自校での開催ということもあり、選手たちはリラックスした表情を見せていた。「みんなで楽しんでいこう」(上原)と和やかな雰囲気で開幕戦を迎えた。
行射中の選手たち
力強い応援がアーチェリー場に響き渡る中、50㍍ラウンドが開始した。
序盤から高得点を叩き出したのが、ルーキーの鈴木。入学してすぐにもかかわらず、リーグ戦のメンバー入りを果たした。1、2エンド目の合計点数は53点とチーム内最高得点を記録し、幸先の良いスタートを切る。その後も安定した点数を出し続け、エースの上原に続く308点を記録。「先輩方が後ろから声をかけてくれたので強く打つことができた」(鈴木)。頼もしい姿を見せ、チームに貢献した。
活躍を見せたルーキーの鈴木
一方、思うように調子が出ない関根に変わって、11エンド目から竹中が出場。「チーム戦だからこそ、メンバーチェンジしたことで雰囲気を変えることが自分の役割なので、それに徹する」と意気込み、シューティングラインに立った。
ガッツポーズをする竹中
そして迎えた最終エンドでは、上原と武内がそろって56点を出し、50㍍ラウンドが終了。923-812(上位3名の合計点数)と大きく点差をつけ、30㍍ラウンドへと進んだ。
狙いを定める上原
後半の30㍍ラウンドでは、1エンド目から鈴木が全射10点に入れる完璧な行射を披露。続く2エンド目でも上原が30金を出し、いい流れを作った。その後、半分以上のエンドで30金を出され、その度に会場からは歓声が湧き上がった。12エンド目、全員が55点以上と高得点で締めくくり試合が終了。トータル1948-1748で同志社が勝利を収め、初戦から圧巻の強さを見せつけた。
30金を出し喜ぶ武内
同志社の強みであるチーム力が遺憾無く発揮された開幕戦。「より一層チームでコミュニケーションを取って次戦も頑張っていきたい」(竹澤)。リーグ戦優勝に向け、チーム一丸となって頂に突き進む。