4月9日、神戸大学アーチェリー場(兵庫県)で女子第58回関西学生アーチェリーリーグ戦第2戦が行われた。出場メンバーは武内(スポ4)、竹澤(スポ3)、竹中(生命3)、関根(スポ2)、鈴木(スポ1)。神戸大に1936-1760(上位3名の合計点数)で勝利し、開幕2連勝を飾った。
女子リーダーの上原が不在の中、行われた第2戦。「上原がいなくなると雰囲気も変わるので不安はあったんですけど、私たちらしさを全開に出していこうという気持ちで挑んだ」(武内)。
円陣で結束力を高め、開始した50㍍ラウンド。1・2ラウンド目から鈴木、関根が50点以上を出し幸先良いスタートを切る。前回、不調によりメンバーチェンジとなった関根。「今日は最後まで自分の力出し切る」と意気込んでいた。その言葉通り、毎エンド平均は前回と比べ10点近く上がっており、中盤には54点を2回も出すなど完全回復した姿を見せた。
行射中の関根
ガッツポーズする鈴木
10エンド目、武内が今リーグ初となる50㍍ラウンドでの30金を達成する。応援の盛り上がりは増し、チームの士気はさらに高まった。50点台を維持し続けた武内は、チーム内最高得点でフィニッシュ。上級生として、点数面、精神面共にチームを牽引した。上原がいない中、前回を上回る925点を記録。925-826と同志社がリードし、後半に折り返した。
応援に応える武内
いい雰囲気のまま突入した30㍍ラウンドでは、2エンド目にして竹中が30金をたたき出す。その流れにのるように、全員が3・4エンド目の合計点数55点以上を出し、会場の盛り上がりは最高潮に。勢いそのまま、終盤まで高い点数を出し続け、30メートルの点数は全員が330点を超える高得点となった。1936-1760で同志社が勝利をつかみ、2連勝を飾った。
自己新記録を更新した竹澤
相手校での開催にもかかわらず同志社らしいプレーで、相手を圧倒した同志社。前回を上回る点数を出した選手も多く、また竹澤が試合での自己新記録を出すなど個々の成長も見られた。リーグ戦優勝へ向けて1戦1戦確実につかみ取り、勝利の的を射抜き続ける。(西村早智)