9月23日、24日に夢の島公園アーチェリー場(東京都)で第61回全日本学生アーチェリー個人選手権大会が行われた。同志社からは決勝ラウンドに7名出場。武内(スポ4) 、関根(スポ2) 、鈴木(スポ1) 、福岡(スポ1)が17位の結果を残した。
初日の予選ラウンドでは、1ラウンド72射の合計点数で競われ、上位64名が翌日の決勝ラウンドへ進むことができる。同志社からは上原 (スポ4)、武内(スポ4)、竹澤(スポ3)、竹中(生命3)、中川(法3)、関根(スポ2)、大越(社1)、鈴木(スポ1)、福岡(スポ1)が出場。全国の強豪が集う中、2位の上原、12位の鈴木、13位の武内、19位の関根、36位の福岡、52位の竹澤、58位の大越が翌日の決勝ラウンドに進出した。
2日目には1セット3射のマッチ戦が行われた。強風が吹き付ける中、始まった1/32イリミネーションラウンド。いきなり波乱の展開となった。予選2位で通過した上原は予選63位の成蹊大・高橋選手に2ポイント先取し、途中までリードを許さず、5-3で迎えた第5エンド。相手より早く射ち、攻めを意識していた上原。ここで決めれば2回戦進出となるが、惜しくも1点及ばず、5-5でシュートオフに突入した。緊張感が漂う中7点を射抜くも、相手は9点と及ばず敗北を喫した。
一方、ルーキーの鈴木、福岡は揃って一勝を遂げた。鈴木は途中相手に2点を許すも強気のショットで突破。福岡はシーソーゲームとなる熱戦を制し勝利した。「弱気になったが、先輩たちの声援で何とか持ち堪えた」(福岡)。
また、武内と竹澤は同志社対決となり、武内が6-2でこれを制した。「後輩だからどうしても勝ちたいなと思って2戦目より緊張した。」(武内)。先輩の意地を見せ、粘り勝ちした。
こうして武内、関根、鈴木、福岡が1/16イリミネーションに進んだ。武内、福岡は互いに近大選手とあたり、最後まで粘るも2回戦敗退。「押手だけを意識して撃つことが出来たので、射型に後悔はない」(福岡)。
鈴木は先制点を許すも、第2エンドで追い上げ2-2。さらに強くなる風に対し、「判断が遅かった」(鈴木)と振り返る。続けて4点を取られ、敗北を喫した。
関根は4点を先取されるも、追い上げを見せ、4-4で第5エンドに懸ける。「焦っている中でも取りきろうと強い気持ちで臨むことが出来た」(関根)しかし、22-26で2回戦突破ならず、戦いは幕を下ろした。
「自分の実力が出せなくて、悔しい思いをした。」(鈴木)。春リーグから着実にそれぞれの課題と向き合い、夏の集大成となった全国の舞台。その力を最大限発揮することが出来ず、悔しい結果に終わった。だが、彼女たちは次の試合に闘志を燃やしていた。「国体は絶対証書を持って帰りたい」(関根)。今大会で得た経験を糧に、さらなる頂を目指して突き進む。(文責・岡本和香、撮影・西村早智)
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