4月23日、神戸大学洋弓場で男子第63回関西学生アーチェリーリーグ戦第4戦が行われた。同志社からは、高久(商4)、𠮷田(商1)、髙井(スポ2)、鷲津(商2)、畑本(商4)、大西(商4)、川嶋(スポ3)、本庄(商4)、岩尾(文情3)、籔田(心理3)の10名が出場(うち岩尾・籔田はメンバーチェンジ)。神戸大に3297-2940(上位5名合計)で勝利し、次戦に弾みをつけた。
次戦の近大戦へ向けて快勝し、勢いづきたい第4戦目。男子メンバーの応援に女子チームの応援も加わり、チームに活気が溢れる中、試合が始まった。
50㍍ラウンド、1ラウンド目からルーキー・𠮷田が58点、続く2ラウンド目には主将・高久が30金を達成し58点と好発進。「毎ラウンドずば抜けた高得点でチームを盛り上げるメンバーがいて良いね!」とリーグ戦でコーチを務める岡山からもメンバーを称賛する声が出た。高久に続いて3ラウンド目には大西が30金。その後も勢いは止まることなく全メンバーが容易く50点以上を叩き出す。慣れないレンジ環境にも上手く対応し、1586-1361とリードで前半を折り返した。
30㍍ラウンドでは大西に代わって岩尾が出場。徐々に風が強くなり、正確性と安定性に加え、風をよむ力が求められた。そんな中でも1ラウンド目からまたもや𠮷田がみせる。6射すべてを10点に入れ、60金。応援メンバーからは「ナイスショット!」の掛け声が連発した。「体調が悪くて調整が出来ていない中だったが、チームメイトに助けられた」(𠮷田)。コンディションの悪さを感じさせないチームの土台となる行射をみせつけた。続けて2ラウンド目には本庄が60金を出すなど全メンバーが30金を続々と達成。メンバー全員が最後の1秒、最後の1射まで集中力を切らすことなく、終始妥協しない姿勢を見せた。得点版を55点以上を示す赤色で埋め尽くし、3297-2940で試合終了。強豪校の意地を見せつけ、第4戦目も勝利で飾った。
「回を重ねるごとに一体感をもって臨めている」(高久)。同志社の強さの秘訣は各々のポテンシャルの高さと部員同士の信頼、結束力の強さにある。来週は強豪揃いの近大との大一番。強豪校同士の激突になるが、出場メンバー全員が実力を発揮した時の同志社の強さは計り知れない。リーグ戦4戦を通して得た自信を胸に、第5戦も真価を発揮する彼らに期待が膨らむ。(俣野百香)