アーチェリー部(男子)
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【アーチェリー部男子】近大に敗北喫し、優勝決定戦進出ならず

 4月30日、近畿大学洋弓場で男子第63回関西学生アーチェリーリーグ戦第5戦が行われた。同志社からは、高久(商4)、𠮷田(商1)、髙井(スポ2)、鷲津(商2)、畑本(商4)、大西(商4)、川嶋(スポ3)、本庄(商4)、岩尾(文情3)、籔田(心理3)の10名が出場(うち岩尾・籔田はメンバーチェンジ)。近大に3299-3339(上位5名合計)で敗北し、優勝決定戦進出とはならなかった。

 同志社と同じくリーグ4戦4勝の強豪校・近大が相手の最終戦。勝てば、優勝決定戦への進出が決まる大一番だった。

高得点を連発した鷲津
点数をコールする川嶋

 強風が吹く中、50㍍ラウンドから試合が開始。1エンド目から慎重に行射を行い、鷲津、川嶋が55点以上と高得点を叩き出す。しかし、毎試合好成績でチームを引っ張ってきた𠮷田、本庄が50点以下と低調。幸先の良いスタートとはならなかった。何とか不調を脱したい2エンド目には畑本が30金。その勢いのまま、点差を縮めたいところだったが、3エンド目は40点台が続出した。その後も立ち上がりは好調だった川嶋がなかなか本来の調子を取り戻すことができない。「リーグ戦はチームの雰囲気が1番大事なので声掛けはとても意識しました」(川嶋)。不調の時でも積極的な声出しで、互いを鼓舞する。同志社持ち前の団結力で低迷状態から脱却。5エンド目には鷲津、6エンド目には髙井が30金を達成した。最終エンドでは7名が50点以上という圧巻の行射を披露。追い上げを見せるも1587-1611と24点差をつけられ、試合を折り返した。

笑顔をみせる岩尾
ガッツポーズをする高久

 30㍍ラウンドでは大西に代わって、岩尾が出場。メンバーは本調子を取り戻し、両校ともに矢が刺さるのはゴールドのみ。ハイレベルな戦いの中で近大に必死に食らいつく。1エンド目から主将・高久が30金を記録し、チームを勢いづけた。続く2エンド目には4名が30金を達成し、メンバー全員が55点以上の好記録。そして5エンド目には川嶋が60金。50㍍ラウンドでは点数でチームを引っ張った。最終エンドまで気迫あふれる行射をみせたが3299-3339で敗北。優勝決定戦進出への切符を逃した。

 惜しくも目標であった打倒近大を果たすことはできなかったが、着実な進歩を遂げたリーグ戦。「自分たちのレベルが上がり、王座優勝ができるくらいのチームに成長できている」(高久)。次に待ち受けているのは王座決定戦だ。格上の敵を倒し、笑って終われるように。今回の近大戦を通過点とし、王座決定戦にむけて再調節を図る。(俣野百香)

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