4月29~30日にかけて、いきいきランド交野(大阪府)で令和5年度関西学生卓球春季リーグ前半戦が行われた。
初日の対戦相手は龍谷大。「絶対優勝する」(橋田・スポ4)と意気込み臨んだ。しかし中川(社2)、久世(生命4)、富澤俊(経3)と敗北が続き、チームに悪い流れが漂う。富澤俊・田口ペアのダブルスでも相手に翻弄(ほんろう)されストレート負け。試合後半に入り焦りが見られるなか、田口(社2)がコートに立った。昨年1年生ながら大活躍を見せた期待の選手だ。「とても重要な一戦なので勝てるようにする」。その言葉通り、攻めの姿勢を崩さず勝利し、1点を取り返すことができた。その後の竹村(商4)もデュースにもつれ込む粘りを見せたが、惜敗。初日は1-6で敗北し、「初戦が勝負だったので絶対に取りたい試合ではあった」(橋田)と悔しさ残る結果となった。
何としても連敗は避けたい中、挑んだ近大との2日目。1番手は久世が務めた。「1日目は少し力入り過ぎていたところを反省点として、2日目はリラックスして入ろうと思った」(久世)。落ち着いたプレーを心がけ相手のミスショットを誘い、得点を重ねる。1セットも落とさず、トップバッターとしてふさわしい活躍を見せた。久世と同様にストレート勝ちを収めたのは富澤。ダブルス戦では惜しくも敗れるも、得意のシングルスでは相手選手を圧倒する。久世、富澤俊を筆頭に5-2と大きく勝ち越し、1日目の敗戦を払拭(ふっしょく)した。
前半戦を1勝1敗で終えた卓球部男子。「個人のことは意識せず、チームの勝利にどうすれば貢献できるかを考えて戦っていきたい」(富澤俊)。チーム一丸となってつかんだ2日目の勝利を自信に、後半戦でさらに飛躍する姿に注目だ。(西川真司・古川亜依)