男子第64回関西学生アーチェリーリーグ戦
4月7日、同志社大学京田辺キャンパス洋弓場で男子第64回関西学生アーチェリーリーグ戦が開幕した。同志社からは、岩尾(文情4)、鷲津(商3)、籔田(心理4)、川嶋(スポ4)、𠮷田悠(商2)、高井(スポ3)、吉田凛(生命2)、長田(商4)、三浦(経済4)、奥西(文情1)の10名が出場(うち三浦・奥西はメンバーチェンジ)。阪大に3336-2853(上位5名合計)で勝利し、開幕戦から努力の成果を発揮し強さを見せつけた。
春の日差しが桜の満開を告げる中、50㍍ラウンドから試合の幕が開けた。応援メンバーの応援歌が響く中、1エンド目から鷲津が30金を叩き出しスタートダッシュを成功させる。他のメンバーも終始安定した行射で高得点を出し続け、阪大に大きなリードをつける。中でも高井は6エンド全てを50点以上に抑え、6エンド目には59点を射抜くなど類い稀ない活躍を披露した。50㍍ラウンドを1612-1293と300点以上のリードを広げ、順調に試合を折り返す。
続く後半の30㍍ラウンド。的との距離が縮まると、同志社の勢いはさらに加速する。30金を多くの選手が達成するなど、個人だけではなくチームとしても好調を露わにした。また後半戦でも高井の活躍は止まらない。5エンド目にこの日唯一の60金を達成し、同志社の勝利を決定づけた。
応援メンバーも含め一致団結して挑んだ開幕戦。見事に3336-2853(上位5名合計)の大差で初戦を勝利で飾った。「目標としていた去年の春リーグの最高スコアを塗り替えることができてよかった」(岩尾)と初戦から昨年の最高スコアを更新し、チーム岩尾の完成度を露わにした。狙いを定めるのは、優勝決定戦で近大に勝利し手にする優勝の2文字のみだ。主将セレクションで岩尾が今年の漢字として定めた「怒濤(どとう)」。正にその「怒濤」の優勝街道を突き進む彼らから目が離せない。(西川有人)