
男子第65回関西学生アーチェリーリーグ戦
4月6日、関西学院大学洋弓場(兵庫県)で男子第65回関西学生アーチェリーリーグ戦第1戦が行われた。同志社からは、鷲津(商4)、武内(商1)、木下(スポ2)、瀧川(スポ4)、櫻井(商1)、奥西(文情2)、茶畑(スポ1)、𠮷田悠(スポ3)
黒田(政策3)、三宅(生命3)の10名が出場(うち黒田・三宅はメンバーチェンジ)。神学大に3305-3189(上位5名合計)で勝利し、スタートダッシュを決めた。

「妥協して打つのは絶対になしにしよう」(鷲津)。昨年、優勝決定戦で近大に敗れた悔しさを胸に、1年間ひたすら鍛錬に励んだアーチェリー部男子。今年こそは関西の頂点を奪還するため、部員全員が執念を燃やしていた。また入学から間もない新入生3名が、スターティングメンバーとして出場。1年生とは信じがたい堂々たる行射で、チームの勝利に貢献した。

春らしい暖かな日差しが会場を照らす中、50㍍ラウンドから試合の幕が開けた。1エンド目から8名中6名が50点を上回ると、安定したスコアでリードを広げる。中でも武内は、3エンド目までチームトップの吉田に次ぐ点数を記録。「トータルとしてと自己ベストを出すことができてとてもいい1日になった」(武内)。順調な立ち上がりで未来のエースの誕生を匂わせた。その後も、優位に立ち続け50㍍ラウンド終了時には1586-1506(上位5名合計)と大差をつけた。しかし、10点を3回連続で貫く30金がなかなかでない。「自信を持ってやっていこう」(鷲津)と気持ちを引き締め、後半戦である30㍍に臨んだ。

後半戦も各々が高いスコアを出し続け、神学大を突き放す。応援メンバーの声援にもさらに覇気が宿った。「応援メンバーの声援があるからいいスコアが出せた」(𠮷田悠)。団体メンバー入りが叶わなかった選手たちも、一丸となり全力でチームの代表を鼓舞する。それが同志社アーチェリー部の強さの秘訣だ。応援メンバーの力も相まって第2エンド前半では鷲津、瀧川、𠮷田悠が30点を記録した。第2エンド後半でも滝川は30金を射抜き、60金を達成。上級生がチームを元気つけた。続く第4エンドでも60金を叩き出すと同志社の勢いは止まらない。𠮷田悠が9射連続10点を射抜く匠の技を披露。「いつも以上にワクワクしながら打てた」(𠮷田悠)。𠮷田悠に奮い立たされた選手たちが次々に好スコアを記録し、相手を更に引き離す。そのまま調子を崩すことなく第8エンドを終え、3305-3189(上位5名合計)で試合終了。積み重ねた努力が花開き、大勝を収めた。

試合中の修正力が光り、春季リーグ戦初陣を白星で飾ったアーチェリー部男子。「チーム全員で高い点数を出していく」(鷲津)。次戦の神大戦でも唯一無二のチームワークを発揮し、勝利を目指す。
(西川有人)