陸上競技部
HEADLINE

【陸上競技部】 チーム一丸で戦い抜いた4日間

第101回関西学生陸上競技対校選手権大会

 5月22日から25日にかけてたけびしスタジアム京都で第101回関西学生陸上競技対校選手権大会が行われた。同志社は男子1部総合7位、女子総合15位の結果を収めた。
 大会2日目、2人のメダリストが活躍を見せる。男子1部110mハードルに出場した岩堀(スポM1)は「関西インカレは5回目だが、優勝したことなかったから優勝を目標にした」と、臨んだ。予選を難なく突破し、決勝を迎える。得意としていたスタートで前に出ることができず少し焦ってしまい、プラン通りのレースができなかった。しかしハードリングはシーズン序盤から意識していた力強く踏み切ること、関西インカレ前から意識していた早くリード脚を下ろすことはできていたと振り返る。タイムと内容には納得ができなかったものの、チームの得点を稼ぐ大きな役割を果たした岩堀。「自分が予想していた順位より上で良かった」(岩堀)。14.25の記録で3位となり、上級生の意地を見せた。

レース後の岩堀

 さらにこの日は男子1部十種競技で信川(スポ4)で6539点で3位に入った。「4回生となり、今年で最後の関西インカレとなるため、個人での優勝と混成の部の総合優勝の2つの優勝を絶対に勝ち取るという気持ちで試合に臨んだ」(信川)。日本インカレ標準記録を突破し優勝することを目標に掲げる。試合に向けては後悔が残らないように万全の準備をすることを意識した。しかし試合当日は調子が良かっただけに悔しさが残る場面が出た1日となる。1日目の4種目目である走高跳では上方向への高さは十分でしたが奥行きのある跳躍をすることができず、自己ベスト−10㎝の記録で終わってしまう。1日目終了時で昨年の1日目折り返し時の記録よりも25点低く、想定していたプランとは大きく異なり少し焦る気持ちはあったものの、2日目の種目は得意種目が多かったため絶対に巻き返すという気持ちで2日目に挑んだ。
2日目の種目は自己ベストに近い記録を出す。9種目目のやり投げでは手拍子を求めた1投目に、2年ぶりの自己ベストである53m81を記録。「昨年の9月に右肩を故障し苦労する日々が続いが、仲間の前で良い記録を残すことができて良かった」(信川)。最終種目の1500mでは先頭を譲らず強気で1着を狙う。レース前の仲間からの応援のおかげで自分を奮い立たせることができ、自己ベストで1500mを走り切り、2年連続の表彰台が確定。「今回は日本インカレの標準を突破できなかったから西日本インカレで突破したい」(信川)と次の戦いを見据えた。

ハードルを越える信川

 大会3日目にはニューヒーローが誕生する。男子1部三段跳で中田(スポ1)が自己ベストの跳躍で2位に入った。4月の京都インカレで優勝した中田は「今大会は勝ちにこだわった」と挑む。予選は1本目で決勝に残れる記録を残したかったが、1、2本目は上手く跳べなかった。それでも3本目は落ち着いて自分の跳躍をすることを意識する。するとスムーズに跳躍が流れ決勝進出が決定。決勝では予選と違い向かい風の中での試技で苦しい展開だったものの「もうあとは攻めるしかない」(中田)という気持ちで挑んだ。4、6本目は向かい風の中でもうまく跳躍に繋げられて感覚自体はそれほど良くはなかったが良い記録をたたき出す。結果15.52mの自己ベストで表彰台に上がった。

助走する中田

 その他も多くの選手が西日本インカレの標準記録を突破した今大会。チーム一丸となって4日間の長丁場を戦い抜いた。気持ちを新たに次大会へ突き進め。(木田恋菜、伊藤愛梨)

ページ上部へ