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【陸上競技部】新体制で挑んだ初インカレで躍動した

第89回京都学生陸上競技対校選手権大会
 4月6日、京都府立山城総合運動公園陸上競技場で第89回京都学生陸上競技対校選手権大会が行われた。同志社からは多くの選手が各競技に出場し、4選手が計5種目において京都の頂点に君臨した。
 男子走幅跳には同志社から3人の選手が出場。全員予選上位で決勝の跳躍へ駒を進めた。ここで大きな活躍を見せたのは中田(スポ2)。「今回はファールが多くなってしまった」(中田)と反省点を挙げるも、1本目から好記録を出す。最終跳躍を終えてもこの記録を抜く者はおらず、優勝を決定づけた。さらに中田は昨年王者に輝いた三段跳においても二連覇を達成し、今大会2冠に輝いた。「今後は16mを狙って、インカレシリーズはもちろん日本選手権も視野に入れていきたい」(中田)と大きな目標も立てた。

跳躍する中田

 続いて女子400mに出場したのは宮垣(心理4)。今大会は自身初のタイトルと同志社新記録を目指してレースに臨んだ。3月に行われた鹿児島合宿を通じて全体的に好感触を得ており、特殊な練習を行ったわけではないが、一つひとつのことに集中して鍛錬を重ねていた。持ち味であるレース後半の伸びを意識してスタートラインに立つ。迎えた本番では序盤から先行を許すもペースを乱さずに徐々に差を詰めていき、最終的にはトップでゴール。落ち着いたレースプランで見事、自身初タイトルに輝いた。「素直にとても嬉しかった。初めての優勝だったというのと、目指していた同志社記録も達成できたから良かった」(宮垣)と充実した大会であったと振り返る。今後の目標は「日本インカレ入賞」と「日本選手権出場」。一日一日の練習を大切にし、必ず達成すると誓った。

ラストスパートを仕掛ける宮垣

 女子棒高跳には小野寺(法4)が出場。昨年も優勝したこの大会で見事二連覇を達成した。どのような天候でも安定した助走ができるよう、リズムやスピードを意識して試合に臨む。シーズン初戦であったものの、「昨年に比べて安定した跳躍ができた」(小野寺)と好感触を得た。これまで助走練習に勤しんできた分、安定しないコンディションの中でも落ち着いて空中動作まで持っていくことができたと振り返る。しかし、空中動作にはまだ課題が残っていることを実感。「最後の京都インカレで優勝できたのは嬉しかったが、今の自分ならもっと上の記録を出せたと思う」(小野寺)と悔しさも見せた。最後の1年は関西インカレ表彰台と全日本インカレ出場を目標としている。「今後の練習に励み、自分の跳躍に磨きをかけていきたい」(小野寺)と意気込んだ。

表彰式で笑顔を見せる小野寺

 男子400mHには三柳(スポ3)が出場した。「シーズン初戦だったから、過度な期待はせずに楽しもうと思った」(三柳)とレースに挑んだ。実践がなかったため、調子の善し悪しを見分ける時間がなく、自分の理想の走りをどれだけできるかということに重きを置いていた三柳。「レース内では理想の展開にはできなかった」(三柳)と反省点を挙げるも、「シーズン初戦にしてはタイムは悪くなかった」(三柳)と自身の成長も実感した。今年は各インカレでタイトルを取ることが目標。鬼門である49秒台を切り、48秒台へ突入するべく日々鍛錬に励むと誓った。

表彰式での三柳

 同志社は男子総合4位、女子総合2位の結果を収めた今大会。各選手が自身の力を発揮し、好感触を得た選手もいれば、課題点を見つけた選手も多く見られた。インカレシリーズはまだ始まったばかり。「同志を壮挙へ」を体現すべく、まずは来月行われる関西インカレへ向けて主将末盛(スポ4)を中心に日々の練習に励む。(文責・伊藤愛梨、撮影・木田恋菜)

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