準硬式野球部
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【準硬式野球部】接戦制し、同立戦先勝!

TEAM R H E
同志社 12
立命大

令和7年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ戦
 4月10日、わかさスタジアム京都で令和7年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ戦第5節1回戦が行われた。同志社は立命大と対戦し、3-2でで勝利。同立戦初戦を白星で飾り、関西選手権出場へ一歩リードを奪った。
 前節で関学大を相手に未勝利で終わった佐藤涼組。優勝こそ遠のいたものの、2枠ある関西選手権出場を獲得するため、立命大との一戦へ臨んだ。
 先発を任されたのは谷本忠(社3)。第4節に続き今季リーグ戦2試合目の先発登板となったが、初回から相手打線に捉えられる。先頭から3者連続で出塁を許すと、4番に先制打となる右適時打を放たれた。その後も立命大攻撃陣の勢いは止まず、初回から2点を奪われる。「球の調子自体は悪くなかった」(谷本忠)と2回以降は立て直し、無失点ピッチングを継続した。

先発の谷本忠

 一方の打線は先制された直後の攻撃で先頭の佐藤涼(スポ4)が初球からバットを振り抜き、一気に三塁まで駆け抜ける。続く杉本(理工2)がしぶとくセンター方向へ犠牲フライを放ち、1点を奪い返した。この流れで序盤は終了し、迎えた5回の攻撃。2死から佐藤涼がこの日3本目のヒットをレフト方向へ引っ張った。ここで打席が回ってきたのは再び杉本。「ツーアウトだったから変なことをせず、おもいっきりふっていこう」(杉本)と挑む。2ストライクからの3球目を放った打球はライトの頭上を大きく越える適時三塁打となり、試合を振り出しに戻した。
 勝ち越しのチャンスが訪れたのは7回。2死さら杉本が出塁すると、続く寿時(社2)の打席の間に盗塁を成功させた。「リーグ戦ここまで良い場面で回ってきながらも中々良い結果を残せなかった」(寿時)。この試合こそはランナーを返すという気持ちで西島(立命大)との勝負に挑んだ。5球粘った末、インコース低めに来たボールをライト方向へ大きく弾き返し値千金の勝ち越し打を放つ。「結果を残せなくても使い続けてくださった分ここで打つことができて良かった」(寿時)。チームの勝利を大きく引き寄せる一打となった。

適時打を放つ寿時

 7回からは宮口(スポ2)がマウンドに登る。8回まではテンポの良いピッチングで相手打線に隙を与えなかった。しかし最終回に試練が待ち構えていた。先頭に安打を許すと、その後の打者にも四球やヒットを放たれ満塁のピンチを招く。「とにかく何も考えずに、バッター一人ひとり、一球一球意識して投げた。」(宮口)。一打サヨナラの場面をつくってしまうも焦ることなく、最後のバッターから空振り三振を奪いゲームセット。初回に失点するも徐々に相手を追い詰め、見事な逆転勝ちを収めた。

試合終盤に好投した宮口

 明日の試合において引き分け以上で関西選手権出場が決定する準硬式野球部。「今日は関学大戦で打ってた人が打てなかった。けれども調子の悪い選手を良い選手がカバーし合えるチームを明日も体現していきたい」(佐藤涼)と全員野球で明日も戦うと意気込んだ。「関西選手権で関学大にリベンジしたい」(佐藤涼)と先を見据えるも、「そのような事は一度忘れて明日の試合だけに集中して試合に臨む」(佐藤涼)と宿敵立命大との最終決戦へ向けて闘志を露にした。全日へ向けた最初の戦いであるリーグ戦が終わりを迎えようとしている中、気を引き締め直して明日の試合も全力で戦い抜け。(文責・伊藤愛梨、撮影・金井莉子、青山由菜)

試合後喜ぶ選手たち
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