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【陸上競技部】シーズン初戦、幸先の良いスタート切る

 4月6日、たけびしスタジアム京都・東寺ハウジングフィールドで第88回京都学生陸上競技選手権大会が行われた。同志社は男女ともに総合4位の結果に終わった。 

 男子3000mSCで優勝したのは壬生(商・4)。「昨年この種目で転倒したことがトラウマになっていたが、関西インカレに向けて悪いイメージを払拭したかった」(壬生)と強い気持ちでスタートラインに立つ。ハードルを飛び越える時の怖さや悪いイメージがあったため、序盤は後方で他の選手との間隔を開けながら集団の様子を伺った。中盤からは徐々にペースを上げ、優勝することだけを考えてトラックを走り抜け、9:27.49のタイムで見事トップでゴール。「ラストイヤー、全ての大会で納得のいく結果を残したい」(壬生)。次なる目標は同種目での関西インカレ優勝、全日本インカレ出場である。 

 任生選手

男子三段跳では大学入学後初試合に臨んだ中田(スポ・1)。「入学後すぐの試合で緊張したが、優勝しか狙っていなかった」(中田)と予選の1本目から好記録を出す。その後は落ち着いた跳躍を続け、4回目以降へ駒を進めた。4本目の跳躍で15m39の記録をたたき出し、優勝。しかし、「4本目で良い記録が出てから気持ち的に楽になって後半ファールが多くなってしまった」(中田)と課題も残す。今後は20歳以下の日本選手権での優勝と、16mを跳ぶことだ。

 跳躍する中田

 女子走幅跳に出場したのは松田芽衣(文情・2)。優勝はもちろん、関西インカレの標準記録を切ることを目標として今大会に挑んだ。試合に向けた練習では、速くかつリズムの良い助走をすることを意識。「1本目から思い切った大きい跳躍をしよう」(松田)。 結果は5m59㎝(+2.4m)で堂々優勝。さらに関西インカレの標準記録を切ることを達成した。「優勝して嬉しい気持ちとホッとしている気持ち」(松田)。 しかし全6本を通して、助走が不安定だったためファールを気にしてしまい踏切に集中できなかったと振り返る。満足する結果ではあるものの、安定感のある助走を身に付け、踏み切りに全集中するという課題が見つかった。「次はもっと跳びたい」(松田)。最終的には全日本インカレに出場することを目標に掲げる松田。次の関西インカレで表彰台に乗りたいと意気込む。

 跳躍する松田

 女子棒高跳に出場した小野寺萌華(法・3)。助走スピードが後半に減速してしまうことを課題としていた。シーズン初戦となる今大会では、良い感覚をつかみたいと臨んだ。 天気も風の条件も恵まれ体のコンディションも良いなか、スピード感のある助走を最後まで維持することに成功。自己ベストと大会タイ記録を更新し3m60㎝で優勝した。また、今大会では普段はなかなか使うことができなかった硬いポールを使うことに挑戦。「昨年は1度も使うことができなかった硬さのポールをシーズン初戦に使うことができ成長を感じた」(小野寺)。厳しい冬季練習で、得意とする空中動作に磨きをかけたことも相まって、全体的に非常に良い跳躍ができたと振り返る。 「この先の希望が見えた」(小野寺)。高校3年生ぶりとなる自己ベスト更新に加え大会タイ記録を更新。幸先の良い絶好のスタートを切った。来月に控える関西インカレで、表彰台に登ることと全日本インカレの準記録を突破することに期待がかかる。 

表彰台上で笑顔を見せる小野寺

(撮影・文責) 伊藤愛梨・木田恋菜

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