軟式野球部
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【軟式野球部】主将のサヨナラ打で勝利を収める

TEAM R H E
関学大
同志社 1×

2024年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ戦

 4月18日、寝屋川公園第1野球場(大阪府)で2024年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ戦が行われた。同志社は関学大と対戦。8回表に2点を献上され、1点を追う展開になるも、最後は主将島田(スポ3)の中安打でサヨナラ勝ちを収めた。

 1回裏、丸本(商3)が左安打で出塁すると、続く打席で盗塁に成功。序盤からチャンスをつくると、檜山(スポ2)の投ゴロでさらに三塁へ。中川(商2)の遊ゴロでなんとか走者を返し、先制点を挙げた。

 本日の先発を務めたのは成尾(スポ3)。初回からテンポよく三人で抑え、好調な立ち上がりを見せる。しかし、2回表だった。相手4番に初球から左越えへボールを運ばれ、振り出しに戻された。

先発の成尾

 両者譲らぬ攻防が続く中、均衡を破ったのは同志社だった。6回裏、マウンドには前試合でも得点を挙げた吉原(スポ3)。高めのチェンジアップを振り抜くと、打球は大きなアーチを描き、ライトスタンドへ。仲間の歓声を浴びながらダイヤモンドを駆け抜け、「初めてのホームランだったのでとても嬉しかった」(吉原)と笑顔を浮かべた。

バットを振り抜く吉原

 2-1で迎えた8回表、関学大の攻撃。投手の乱れた投球や失策が続き、一死満塁と今試合最大のピンチを迎える。「あとのことは考えずに目の前のバッター1人1人に集中しよう」(成尾)と精神統一を図るも、相手4番に左適時打を放たれ、2点を追加される。「反省するところは多い」(成尾)と悔しさを滲ませた。代わった唐木(政策3)が安定の投球を見せつけ、火消しに成功するも、試合終盤で痛い失点となった。

マウンドに集まる選手たち

 1点を追う同志社はその裏、中川が中安打で出塁すると、代走として出場したのは主将の島田。体調不良で昨日の試合を欠場した島田が、本日は代走から出場した。二度続けて盗塁に成功し、1死一、三塁と追加点のチャンスでバッターボックスには大和(経2)。フルカウントから打ち上げ左犠飛とし、その間に島田がホームへスライディング。執念で同点に追いつき、試合の行方は9回に持ち越された。

 9回裏、今門(スポ3)、丸本が四球を選択すると続く檜山が申告敬遠で出塁し、1死満塁と絶好のチャンスで打席には頼れる主将の島田。「甘い球を冷静に弾き返そうと思っていた」(島田)。スライダーを振り抜き、打球はセンターの頭上を大きく超えるサヨナラ打に。同志社の頼れる主将が正念場で得点をもたらし、4-3で関学大を下した。

サヨナラ打を放った島田とその周りを囲む選手たち

 次戦は前回1点差で勝利した関学大。開幕4連勝と順風満帆な島田組だが、油断は許されない。「フルスロットルで戦う」(島田)と次戦に向けての意気込みを語った。チーム目標に掲げた全員野球で目の前にある勝利を掴み取れ。(文責:近藤真子、撮影:金海彩夏)

スタメン

(一) 丸本 9

(二) 檜山 7

(三) 中川 5

(四) 吉原 D

(五) 大和 2

(六) 加藤 6

(七) 岡本 3

(八) 淺田 8

(九) 今門 4

P 成尾

バッテリー

(関学大)北田ー渋澤

(同志社)成尾、唐木ー大和

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