11月17日に2022年度全日本フェンシング選手権大会・男子サーブル・女子エペが大山崎町体育館にて開催された。男子サーブル個人戦で成田(スポ4)が16位、坪本(心理4)が44位、吉田(社3)が49位、女子エペ個人戦で松本(商1)が32位という結果を残した。
激闘を繰り返し予選を突破したのは、男子サーブル個人では成田(スポ4)、坪本(心理4)、女子エペ個人では松本(商1)だ。
迎えたトーナメント1回戦。
男子サーブルでは、成田が序盤から連続得点を叩き出し、流れを掴む(7-3)。勢いそのまま15-9で勝利。逆に坪本は序盤から連続失点を許してしまう(4-6)。このまま負けてはいられないと猛攻撃を始め、4連続得点(8-6)。しかし、相手の勢いを断ち切ることができず、10-15で敗北を喫した。
女子エペでは、松本は一歩も隙を見せない試合を繰り広げる。連続得点を何度も叩き出し、7点リード(11-4)。その後激闘を繰り返すも、15-12で勝利を獲得した。
続く2回戦。
成田は勢いそのままに5連続得点(5-0)。しかし、相手も負けてはおらず猛攻撃を開始。連続得点を何度も奪われてしまった(9-11)。成田もまた一歩も譲らず4連続得点(13-11)。そのまま15-12で勝利した。
「敵が自分より格上だったので時間を使おうとした」(松本)。松本は、相手が攻めてくるまで時間を使うことで、自身のミスで点数を落とすことがないようにした。しかし、両者共に合計2分間点数を入れなかった為、退場を意味するブラックカードが出るまで追い込まれた。そのため、松本は少し焦ってしまい、相手の得点を許してしまう。その後、同時得点を頻発し、激闘を繰り返すも13-15で敗北を喫した。「実力的には松本の方が上で本当に惜しかった」(岩井監督)。
このまま勝ち切りたい3回戦。
圧倒的な強さを見せつける関東勢を前に成田は連続失点を許してしまった。そのまま3-15で敗北。「足動いていて、結構積極的に攻めれていたのでよかった」(成田)。
「全日本に出るために勝てるチャンスがあるのでひとつひとつ着実に勝っていきたい」(坪本)。個人戦の敗北を胸に団体戦でリベンジを果たせ。(文責、撮影・平沼栞)