令和6年度関西学生バドミントン選手権大会
5月11日~12日に和歌山ビッグホエールで、令和6年度関西学生バドミントン選手権大会の1〜3回戦が行われた。女子部門では11日にシングルス、12日にはダブルスが開催された。シングルスでは尾形(スポ2)と播摩(商4)、ダブルスでは播摩・東(商3)ペアと梅田(スポ3)・田中(スポ2)ペアが3回戦を突破し、6月1日に行われる次戦に駒を進めた。
11日に行われたシングルスでは、1年生の新戦力3名を加えた12名が出場(10名はシードのため2回戦からの出場)。そのうち6名が3回戦まで勝ち進むも、3回戦で白星を飾ったのは尾形と播摩の2名となった。
播摩は3回戦で立命大と対戦。春季リーグ戦では立命大にセットカウント1-4で大敗を喫した。その悔しさを晴らすべく、勝利したい一戦。第1ゲームから一進一退のせめぎ合いが繰り広げられた。11-7と4点差をつけてインターバルを迎えるも、再開直後にミスも相まって4連続で失点し同点に。しかし、そこから多彩なショットを巧みに使い分け再びリードを広げた。相手も必死に喰らい付くがなんとか逃げ切り、21-19でこのゲームを奪取。続く第2ゲームでは、エッジの効いたスマッシュを炸裂させ11-4でゲームを折り返した。その後も終始、試合をコントロールし21-15で勝利。ゲームカウント2-0とストレート勝ちで4回戦への出場を決めた。
尾形は強豪京産大と激突。第1ゲーム序盤から徐々にリードを広げた。11-7でインターバルを迎えるとその後も相手に流れを譲ることなく21-15でこのゲームをものにした。続く、第2ゲームでは序盤こそ相手にリードを譲るも、4-5から4連続で得点を重ね逆転に成功。その後もコートの4隅を攻め続け相手を翻弄(ほんろう)し、21-10と大勝で次戦に駒を進めた。
12日に行われたダブルスでは同志社から5ペアが出場。3回戦を突破し、播摩・東ペア、梅田・田中ペアがベスト16に進出した。両ペアは、シードの関係で2回戦からの出場となり、おとといは2試合を戦った。
播摩・東ペアは、2回戦に追手門大学と対戦。先週に行われた春リーグでも、主力として活躍した2人は疲労を感じさせないプレーを披露した。序盤からリードを奪うと、播摩の9連続ポイントでさらに突き放す。相手に隙を感じさせず、第1セットを21-11で先取。続く第2セットも安定感のある試合運びでゲームを展開していく。相手に追随を許すことなく、21-12で勝利した。試合を通じて一度もリードを許さず、圧倒的な強さを見せつけた。
ベスト16の座を懸けて臨んだ3回戦の相手は関学大。試合の中でコミュニケーションを取りながら、細かい所を修正していく。第1セットを大差で折り返すと、第2セットも終始、危なげないプレーでゲームをコントロール。21-13と大勝でベスト16へ進出した。
梅田・田中ペアは2回戦で関学大ペアと激突。1回戦を制して勢いに乗る相手に対し、苦戦を強いられるも接戦を制して第1セットを取る。第2セットも拮抗した試合展開となるも、怪我から復帰した梅田の躍動もあり、この試合を制した。3回戦では、宿敵龍谷大と対戦。序盤から一進一退の攻防を見せると、その後も試合は進んでいき、19-19で試合は最終局面へ。長いラリー戦となるも、最後は田中が仕留めこのセットを取る。第2セットはインターバルまでで6-11と苦しい展開。しかし、じりじりと追い上げ16-16とする。そこから梅田が3連続ポイントを取り、このセット初めてのリードを奪うと、相手を振り切って勝利した。
「ダブルスだけでも突破できて良かったと思う」(梅田)。完全にコンディションが戻ったわけではないものの、ひとまずの復帰に安堵(あんど)の表情を見せた。次戦は2週間後となるが、おのおのが調子を上げて関西の地で頂きを目指す。(久岡悠斗、西川有人)