令和6年度関西学生バドミントン選手権大会
6月6日、大山崎町体育館(京都府)で令和6年度関西学生バドミントン選手権大会が行われた。この日は播摩(商4)・東(商3)ペアが出場し、準決勝で龍谷大、決勝戦で関学大と対戦。それぞれストレート勝ちを収めて関西選手権優勝を果たし、関西の王座に君臨した。
強豪龍谷大に恐れることなく挑んだ準決勝。第1ゲーム序盤から一進一退の展開を見せるも、ミスが相次ぎ最大4点のリードを許す。しかし、東の鋭いスマッシュを筆頭に攻め続け逆転に成功。その後も、阿吽の呼吸でミスを誘発し相手を引き離すと20-15で貴重な先制ゲームをものにした。
続く第2ゲームも同志社のペースで試合を繰り広げる。先制点こそ献上したが播摩の虚を突いたドロップショットが、相手コートに吸い込まれ同志社のペースに。4連続得点などでリードを広げ11-7でインターバルを迎える。再開後も多彩なショットを駆使して相手を翻弄(ほんろう)。強豪の猛追を難なく耐え凌ぎ、21-17でこのゲームも奪いストレート勝ちで決勝戦に駒を進めた。
迎えた決勝戦の相手は関学大。2年連続の関西の頂を目指すべく、試合に臨んだ。準決勝が終わってから休む間もなく行われた決勝戦は体力的に厳しい戦いが予想された。
第1セットは、東の強烈なスマッシュでポイントを重ねて11-10でインターバルを折り返す。しかし、相手も徐々にスマッシュに対応。インターバル後にリードを奪われると、追いつくことができず、16-21で第1セットを奪われる。後がない播摩・東ペアの第2セット。激しいラリー戦を制してポイントを稼ぐ。播摩の3連続ポイントもあり、リードを保つとそのまま相手を振り切り、21-13で勝利。このセットを取って、優勝の行方は最終セットへ。迎えた最終セット。会場には緊張感が包まれた。互いの長所を生かしたプレーで引き締まった展開を見せて16-16の接戦となる。播摩・東ペアがポイントを取ると相手ペアも必死に喰らいつく。1ポイントずつ取り合う展開が続いた。しかし、2年連続の優勝を目指す播摩が連続でポイントを取ると相手を振り切り、勝利。播摩と東は激戦を制して、喜びを噛み締めた。
「去年は藤本(スポ卒)と優勝して、一昨年は東と準優勝だったから、この大会への気持ちは強かった」(播摩)。連覇への思いが播摩の気持ちが上手く噛み合い、優勝への原動力となった。春リーグ戦では主力として躍動しながらも、目標には届かなかった2人。リーグ戦での悔しさが今大会への思いに繋がった。
バドミントン部女子の顔として活躍する2人の今後の活躍に注目だ。
(西川有人、久岡悠斗)