準硬式野球部
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【準硬式野球部】最終回に逆転許し全日決定は来週へ持ち越し

TEAM R H E
甲南大 12
同志社 10

令和6年度関西地区2次予選トーナメント大会

 6月8日、ベイコム野球場(兵庫県)で令和6年度関西地区2次予選トーナメント大会決勝戦が行われた。同志社は甲南大と対戦し、3-6で敗北。終盤に相手打線に捉えられ、逆転を許した。
 先発マウンドを任されたのは谷本忠(社2)。「先のことは考えずに、目の前のバッター、イニングごとを抑えることを意識した」(谷本忠)。初回から上々の立ち上がりを見せ、5回まで相手打線に得点を許さない。「調子は悪かったがランナーを背負っても踏ん張れた」(谷本忠)と、試合の流れをつくるピッチングを続けた。

先発の谷本忠

 一方の打線は2回、先頭の廣内(スポ1)と池谷(心理3)の安打で2死1、3塁のチャンスをつくる。ここで打席を迎えたのは遠藤(心理1)。「先制した方が試合を有利に進められると思っていた」(遠藤)と初球から積極的にバットを振りにいった。ツーストライクに追い込まれた3球目、アウトコースのチェンジアップを捉えて先制の右適時打を放つ。さらに4回の攻撃でも打線がつながり、3点をリードする展開で前半を終えた。

先制打を放った遠藤

 勢いのまま試合を締めくくりたい同志社だったが、6回に谷本忠が無死満塁のピンチを招く。気迫のピッチングで1点こそ失うものの、最小失点でピンチを切り抜けた。この投球には主将中谷(経4)も「よく抑えた」と次期エースのピッチングを好評する。7回から代わってマウンドに上がったエース望月(スポ4)もランナーを背負いながらも無失点の投球で試合は9回に入った。
 あとアウト3つで全日出場が決まる9回表。望月は先頭こそ打ち取るも、3連打を許して1死満塁のピンチを背負う。何とか無失点で切り抜けたい場面であったものの続く打者に四球を与えてしまい、1点差まで詰められた。さらに2本のヒットを打たれてこの回一挙5点を失う。裏の攻撃では奇跡の逆転を狙うも打撃陣が相手投手を攻略できずに試合は3-6で終了した。

2番手の望月

 トーナメント戦に入ってから好調を続けていた中谷組であったが、今日の試合で全日を決めることはできなかった。「練習中の雰囲気はとても良かったし準備もしっかりできていたから、今日の負けは実力差だったと思う」(中谷)。久しぶりの負けを味わったが、全国への道はまだ絶たれていない。「来週こそ絶対に勝つ」(中谷)。2年ぶりの全日へ。次戦で必ず勝利をつかみ取れ。(文責:伊藤愛梨、撮影:金井莉子)

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