令和6年度第64回西日本バドミントン選手権大会
8月31日、ジップアリーナ岡山で行われた令和6年度第64回バドミントン選手権大会 団体戦 決勝。同志社は前日に準決勝で立命大を破り、決勝に進出。しかし、本日行われた決勝戦では強敵・龍谷大に敗れ、準優勝に終わった。
第1シングルスを任されたのは主将としてチームを引っ張る梅田。「チャレンジャー精神で試合に臨んだ」という梅田は第1セットから積極的に試合を進めていく。序盤は8-11で接戦となるも、そこから完全に流れを失い、9-21で第1セットを先取されてしまう。巻き返したい第2セットは、ネット際での攻防に競り勝ち、梅田ペースで試合を展開。21-13で第1セットの借りを返した。勝負の最終セット。序盤は粘り強い守備で対応。中盤に入ると、「龍谷の選手たちは試合数を重ねても、体力が落ちなかった」(梅田)。相手がギアを上げてきたのに対して、対応できず、12-21で最終セットを落とした。
第2シングルスには、昨日も第2シングルスを任され2勝をあげた尾形が出場。尾形は昨日の勢いそのまま軽快な動きで好調な滑り出しを見せる。しかし、相手の実力者のため、なかなか数点差のリードを縮めることはできない。第1セットを14-21で奪われると悪い流れのまま、第2セットに突入。しかし、第2セットではミスを連発し相手に終始、主導権を握られるとそのままストレート負けを喫した。
後がない第1ダブルスにはチームの顔である播摩・東ペアが登場した。対する相手は関西選手権の準決勝で勝利した中出・田邉ペア。第1セットから相手の素早い攻撃に苦戦を強いられる。「自分たちのプレーをすることができなかった」と播摩が振り返るようにゲームプラン通りに上手くいかず12-21で第1セットを落とす。第2セットでは調子を取り戻すことができず、5-21と大きく差をつけられて完敗に終わった。
強敵・龍谷大に敗れるも西日本準優勝と輝かしい実績を残した同志社。それでも梅田は「団体戦では今日、悔しい思いをしたので、明日の個人戦に向けてしっかりと切り替えていきたい」と顔を上げた。明日からは全員が出場する個人戦が控える。今回の団体戦に出場したメンバーを始めとした全員が今日の悔しさをバネにして西日本の地で勝利を目指す。(久岡悠斗)