令和6年度第64回西日本バドミントン選手権大会
9月2日、ジップアリーナ岡山において令和6年度第64回西日本バドミントン選手権大会個人戦が行われた。団体戦で味わった悔しさを胸に、シングルスの3.4回戦、ダブルスの2回戦でおのおのが健闘を見せた。
ダブルスでは紋谷・堀江ペアが4年間の集大成を示すべく、2回戦に挑んだ。第1セットは相手のショットに翻弄(ほんろう)され、思うように点を奪うことができない。6-21でこのセットを落とし、第2セットを迎えた。果敢に攻め込み攻撃的なショットを繰り出すも得点につながらず、2-11でインターバルへ。それでも、要所でスマッシュやプッシュを打ち込み、攻めの姿勢を崩すことはなかった。窮地に追い込まれても雄たけびを上げ、最後まで同志社らしいプレーを貫いた。
渡邊・吉田ペアも熱い戦いを繰り広げた。第1セットを6-11の劣勢で折り返しながらも、徐々に試合のペースをつかみ、終盤に逆転。連続得点を決めて一気に引き離すと21-17でこのセットをものにした。第2セットも序盤からエンジン全開。仲間の応援を背に受けながらスピードの速いドライブで相手を追い込み、得点を量産した。最後は完全に試合の主導権を握り、21-15で勝利。次戦に駒を進めた。
同日にシングルスの3.4回戦が行われた。4回戦にはベスト64の座を懸けて同志社からは7名が出場。吉田を始めとした3名が5回戦へ進出を決めた。
最初に4回戦に出場したのは7名の中で最上級生である高山(社3)。強豪龍谷大に果敢に挑んだ。第1セットは、序盤に8連続ポイントを許し大きく突き放される。それでも我慢強くラリー戦を展開。差を縮めるも追いつくことができず、17-21で第1セットを落とす。第2セットでは、高山ペースで試合が進み21-17と追い付いた。迎えた最終セット。拮抗(きっこう)した展開でゲームが進むも中盤に足が止まり、10-21で試合を落とした。
吉田は4回戦で金沢学院大と対戦。開始直後から積極的な攻撃で21-6と幸先よく第1セットを先取する。第2セットでは「相手の攻撃の時に自分が受けに回ってしまった」(吉田)と控えめなプレーで14-21と敗北となった。勝負の行方を占う第3セット。気持ちのこもったスマッシュでポイントを稼ぎ、インターバルを11-4で折り返す。「相手の足がもつれているのが分かった」(吉田)と頭は冷静にプレー。その後も相手の追随を許さず最後は余裕を持って21-8で勝利した。
明日はインカレへの出場権を目指し、3名が5回戦に登場。ここまでシングルス、ダブルスともに多くの試合をこなしてきた選手たち。1勝でも多く勝利をつかむために明日の活躍にも目が離せない。(小野理紗、久岡悠斗)
【試合結果】
紋谷・堀江ペア★0(6-21、2-21)2関学大
吉田・渡邊ペア☆2(21-17、21-15)0熊本学園大
高山★1(17-21、21-17、10-21)2龍谷大
吉田☆2(21-6、14-21、21-8)1金沢学院大